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スーパーロボット大戦パーフェクト 第二次篇
第七十六話 魔神皇帝
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                第七十六話 魔神皇帝
マジンカイザーの力を解放することを決定したロンド=ベルは富士山麓にある光子力研究所に向かっていた。そこにマジンカイザーが封印されているからである。
「何か静岡に帰るのも久し振りだな」
「そういえば勝平君って静岡生まれだったわね
美久がそれを聞いて言う。
「どう?久し振りに帰って来た気持ちは」
「つっても港じゃねからな」
だが勝平は今一つ満足していないようであった。
「何か帰って来たっていう実感が湧かねえんだよな」
「そうなの」
「やっぱり静岡は海だよ」
彼は言う。
「海で漁をして。それが一番だよな」
「静岡つってもそれだけじゃねえだよ」
甲児がここで言った。
「他にも色々とあるんだからな」
「次郎長とかか?」
「それだけじゃなくてよ。ほら、何だ」
「蜜柑にお茶かな」
「そう、それそれ」
ビルギットの言葉に頷く。
「やっぱ静岡つったらそれだよな」
「それだよって今詰まってたじゃねえか」
ビルギットは今度は突っ込みに回った。
「しっかりしろよ。一応静岡人なんだろ」
「まあな」
「静岡か、何か懐かしいな」
話を聞いていた鉄也がふと言う。
「ベガ星連合との戦いの時のことを思い出す」
「あの時は鉄也さんも大活躍だったよな」
「甲児君もな。そして大介さんも」
「僕はそれ程役には立っていないよ」
だが大介は謙遜してこう言う。
「むしろ甲児君と鉄也君の方が」
「何言ってんだよ、ダイザーの力がなければ勝てなかったぜ」
「そうですよ。あの勝利は俺達マジンガーチームの勝利ですよ」
「そう言ってもらえると有り難いね」
「大介さんは俺達マジンガーチームのまとめ役なんだから」
「頼りにしてますよ」
「僕はチームのまとめ役か」
「リーダーがおっちょこちょいだからね」
「そりゃどういう意味だよ、マリア」
甲児はマリアにクレームをつけた。
「俺がおっちょこちょいだっていうのかよ」
「だってそのままじゃない」
「甲児君ってせっかちだし」
さやかも言う。
「周り見て行動しろってことよ」
「ちぇっ、マリアも人のこと言えねえだろうが」
「それもそうね」
「ちょっとちずるさん」
マリアは頷いたちずるに困った顔をする。
「そこで頷いてもらったら」
「マリアちゃんも無鉄砲なんだから。大介さんを心配させないでね」
「まあ僕はいいけれど」
「つまり似た者同士ってことね」
ジュンが言った。
「甲児君もマリアちゃんも」
「そういえば似てますよね」
「おっ、デメクサ珍しいな」
「静岡はいい魚がたくさんいると聞きましたので」
彼の関心はもっぱら魚にあった。
「ここはたっぷりと釣りたいなあ、と」
「そしてそれを肴に一杯」
「・・・・・・あ
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