第七十六話 魔神皇帝
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ですよ!」
甲児は有無を言わさぬ口調でこう返した。
「その為に来たんですから!」
「よし、バイルダー発進!」
教授も強い声で指示を出した。
「マジンカイザー、ゴーーーーーッ!」
バイルダーが発進する。そして研究所のプールが左右に開く。
「おお!マジンガーの発進だぜ!」
リュウセイがそれを見て嬉しそうに叫ぶ。
「まさかこんな間近で見られるなんてよ!」
「はしゃがないでね、リュウセイ」
そんな彼をアヤが窘める。
「今戦闘中だから」
「わかってるって!」
「わかってるとはあまり見えないのだがな」
ゼンガーがそれを見て呟く。
「だがリュウセイはそれでいい」
レーツェルが言う。
「彼らしいというものだ」
「何はともあれマジンカイザーが久し振りに出るのね」
「うむ」
ゼンガーは今度はヴィレッタに応えた。
「魔神皇帝の力、今解放されようとしている」
「それがどうなるか」
「人類を救うか、それとも新たな脅威となるか」
「だがそれを抑えるのは彼だ。甲児君!」
大介が甲児に声をかける。
「それは全て君の手にかかっている!今こそその力を使うのだ!」
「了解!」
「さあマジンカイザー今俺達の前にその姿を示せ!」
鉄也も言った。
「その力で!悪を倒すのだ!」
「行くぜマジンカイザー!」
甲児は今バイルダーをマジンカイザーの側に持って来ていた。
「御前の力、また見せてもらうぜ!」
そして合身する。全身に稲妻が走ったように見えた。
腕に力を込める。その目が光った。今魔神は目覚めたのであった。
「ヌウウ、マジンカイザーが復活したか!」
「怖気付いたかユリシーザ!」
「馬鹿を言え!」
ユリシーザはバータラーをキッと見据えて言い返した。
「わしとて七将軍の一人!怖れることなぞないわ!」
「では倒すのだな!」
「マジンガーを倒すのは我等ミケーネだ!」
彼は言う。
「最早ガイゾックは数ではない!時も来ておる!」
「では軍を向けるとしようぞ」
「うむ、全軍攻撃開始!」
ユリシーザは全軍に攻撃命令を下した。
「目標は光子力研究所、そしてマジンガーだ!」
彼は言った。
「容赦はするな!一気に叩き潰せ!」
それに従い全軍を以って攻撃を仕掛ける。ロンド=ベルはこれでガイゾックだけでなくミケーネとも戦うことになった。
「来たか!」
「よし、俺が相手だ!」
早速マジンカイザーに乗った甲児が前に出る。
「行くぜ」
そして魔神の身体の力を溜める。
「ファイアーブラスターーーーーーーーーッ!」
その胸から炎を放った。それはマジンガーのものとは比較にならない程強く、そして熱かった。
それでミケーネのメカを焼き尽くす。瞬く間に群がるミケーネの戦闘獣達が炎と化していった。
「おのれ!」
「ミケーネの奴
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