第七十六話 魔神皇帝
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「放っておくわけにもいくまい。すぐに早乙女研究所に向かおう」
「はい」
「名古屋のことも気になるがな。そちらはまだ時間があるようだ」
「わかりました。では早乙女研究所に」
「うむ」
「待って下さい」
ここで竜馬がモニターに現われた。
「どうしたんだ、リョウ君」
「早乙女研究所に向かうんですよね」
「うむ、そうだが」
「俺達を先に行かせてくれませんか」
「先に。何かあるのかね」
「はい」
竜馬はその言葉に頷いた。
「さっきの甲児の戦いでわかったんです。俺達もここままじゃいけないって」
「それで。ゲッターの力を解放することにしたんです」
隼人もモニターに出て来た。
「ゲッターの力」
「そう、真ゲッターの力を」
竜馬の声が強いものとなっていた。
「あの力は今こそ解放する時です」
「行かせて下さい。そしてゲッターを」
弁慶も言った。
「いいのだな」
「はい」
竜馬は頷いた。
「あの恐ろしいまでの力、必ず使いこなしてみせます」
「そして人類を」
「わかった。そこまで言うのなら私に異論はない」
大文字もそれを認めた。
「先に行ってくれ。そしてゲッターを」
「はい」
こうして彼等は先に早乙女研究所に向かうことになった。封印されし悪魔の力を手に入れる為に。
第七十六話完
2006・2・26
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