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八条学園怪異譚
第四話 ターニングポイントその十三
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男の子のタイプを言っていく。
「背が高くて。特撮俳優みたいな感じの子がいいのよ
「特撮なの」
「そう、特撮ね」
 そうしたドラマに出ている感じがいいというのだ。
「私小さいからね。背が高い子が好みなの」
「小柄だから?」
「小柄だと何か気になるのよ」
 背がだ。コンプレックスを感じてどうしてもそうなるというのだ。
「だからなの」
「佐藤君も結構背が高いけれどね」
「お人形さんみたいだから」
 先程とは別の意味での人形だった。
「ちょっとね。交際とかの相手には」
「考えられないのね」
「うん、あまりね」
 こうした話もしてだった。愛実は聖花と一緒に教会にも向かった。そこで十字架も買いいよいよ幽霊の存在やその性格を確かめに行くのだった。


第四話   完


                 2012・8・3
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