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<絶望と憎悪の魔宮>
ナインSide

「うりゃああああぁぁぁぁ!!」

俺は銀河の剣を振りかぶり、長き苦しみの中心身共に醜く変貌させてしまった天使、もとい堕天使"エルギオス"に飛びかかる!しかし...
「甘い!!」
彼は攻撃をかわすと、反撃を繰り出してきた!
「ぐはぁっ!!」
激痛が全身を貫く!!そこに...「ナインに大いなる癒しを、ベホマ!!」
賢者"モンブラン"の呪文がナインの傷を癒す。
「サンキュー、助かった!」
「隙ありぃ!!」
勇ましい声と共に、仲間を守るという役割をほっぽり出してパラディン"リューマ"が油断しているエルギオスをやりで一閃!
「ぐふっ!」
強烈な一撃を食らった彼は動きを止めた。
チャンス!!
俺は素早く剣を構え直し、エルギオスに突進した!
「いっけーナイン!!!バイキルト!」
魔法戦士"リリィ"が俺に補助呪文をかけた。いましかない!
俺は思い切り剣を振りかぶり、持てるすべての力で振り下ろした!
ズバァッ!!
っという心地よい音と共に、エルギオスの身体が両断される!
「な...に...? 神..をも越..えた俺が...お前.等..などに..負ける...とはな...。天晴れだ...ナイ..ン..よ....。」「ぐ...ぐはあぁぁぁぁあああぁぁああぁ!!!!」
禍々しい断末魔と共に、見にくい姿の彼が消え、一人の天使が立っていた。しかし...
「お前ら人間など、俺が滅ぼしてやる!」
彼はまだ、人間を憎んでいた...。
「待って、エルギオス!!」
「ラテーナ...? お前も同類だ!裏切り者!!」
「違うの、エルギオス。私の話を聞いて...。」
ラテーナは話した。エルギオスがさらわれたあと、自分がどうしたのか... 死んでからどうしたのか...
「そういうことだったのか...。 全て、俺の勘違いだったようだ、すまない。」
「ううん、いいの。でもエルギオス、これからはずっと一緒にいてね。」
「ああ、もちろん。ずっと一緒だ。それから...」
彼は俺たちの方を振り向くと、
「ナイン、リリィ、モンブラン、そしてリューマ。暴走した俺を止めてくれて、ほんとうにありがとう。俺はあのままだったら世界を滅ぼしていただろう。」
「私からも礼を言うわ。本当にありがとう。 エルギオスを探すのを手伝ってくれて...。」
「いや、そんなお礼を言われるようなことでも...あるか。」
「クスッ」
突然、リリィが笑い出した
「どうした?リリィ。」
「いや、世界を救ったんだなって思うと、嬉しくって...。」
「はは...。そうだな。」
「うふふふふふ!」
「はははははは!」
俺たちにつられて、モンブランリューマ、エルギオス、ラテーナも笑い出した。そうして、俺たちはしばら
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