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ちょっと違うZEROの使い魔の世界で貴族?生活します
本編
第5話 報告書再提出?貴族は屑が多すぎです!!
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「しかも、ドリュアス領に犯人がいると……」
言いがかりもここまで来ると、逆に感心してしまいます。
「このままでは、査察団を送り込んでくるわ。後は、如何なるか……」
母上の言葉に、私の頭に最悪の想像が浮かんで来ます。
当然、魔の森を利用して他の貴族を落としめようとした貴族は過去に何人もいました。ですが、今回ほど見え見えの手は過去に無いでしょう。
敵のシナリオは、こうです。
このまま、無理やり査察団を送りつける。
領内を、探す振りして南の魔の森に移動。
魔の森に、火を放ち逃走。
火を放ったのは、ドリュアス領に逃げ込んだ犯人だ。
これは、ドリュアス家の領地監督不行き届きである。
この責任は、ドリュアス家にある。
最悪だ!! 何を言っても言い訳とされるでしょう。
「しかし査察団を理由なく拒否したり、怪しい査察官を捕まえたりすれば……」
「二心あり。……と言う事にされるわね。多少無理があったとしても」
本当に最悪だ!!
これまで父上と母上は、取れうる限りの対策はとって来ました。
更に先人達が築き上げてきた、魔の森に関する7つの法と2つの規則があります。
1.領内は許可ない者の飛行を禁止する。
2.魔の森付近の道は、許可ない者の通行禁止。
3.魔の森付近の道を通行する者は、護衛と既定の監視つける事。
4.領の出入り口に関所を設け、出入りする者を調べ手形を発行する。
5.手形が無い者は身分に関わらず、守備隊が拘束する権利を有する。
6.守備隊は職務質問の結果、任意同行を求める事をが出来る。
7.職務質問・任意同行を拒否した者は、手形の有無や身分に関わらず逮捕出来る。
8.魔の森付近の守備隊は、地元出身の信用おける者だけとし徹底的に教育した。
9.新しく領内に入った者は魔の森から遠い北部や東部に住まわせた。
これは“魔の森絶対9原則”と言われて居て、これ程の決まりが出来ていたのです。特に1〜7の原則は“魔の森7法”と呼ばれ、魔の森を使った過去の事件から王が認め推奨したものであり、王族ですら逆らえない程の強力な行使力を誇っています。これ程の特権が認められている守備隊員は、規定違反を犯した時の罰則も厳しい物になります。
当然の事ですが、魔の森に関する事件を起こした者の罰は、貴族平民に関わらず非常に重いです。
国土に害成す逆賊として罰せられるのですから、当然と言えば当然です。罰則は一族だけでなく、状況によっては同僚上司にまで及ぶ事もあります。
この様な状況から、まともな貴族なら魔の森に絶対に手を出しません。また足の速い騎獣は関所でチェックされますし、飛行可能な騎獣は目立つ為、必ず領地の包囲網に引っかかります。徒歩や
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