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八条学園怪異譚
第十六話 柴犬その二
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はね」
「愛実ちゃんにはそっちの方が似合ってるかもね」
 それは聖花も言う。
「私もだけれど」
「私のお店も聖花ちゃんのお店も清潔第一だからね」
 このことは愛実の方が確かである。
「下着も気をつけないと」
「清潔第一でしかも見せない」
「そう、見せない」 
 愛実はこのことを確かに言う。
「これも絶対だからね」
「だったら今思ったけれど」
 聖花はここでふと愛実にこう提案した。
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