第十五話 足元にはその七
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こう二人で話すのだった。
「だからすねこすりさん達もなのね」
「いつも意識して見ないとわからないのね」
「妖怪はいつも人間と共にいる」
このことは確かだ、だがそれでもだというのだ。
「しかしいることに気付くことは難しい」
「ですね。それがわかってきました」
「私もです」
愛実と聖花は二人で言った。
「どんな時でもどんな場所でも人間と一緒にいるけれど」
「気付きにくい存在なんですね」
「そうそう。だから気付いてくれたら嬉しいんだよね」
「僕達にしてもね」
すねこすり達は二人の足元に来て言ってくる、そのうえで身体を摺り寄せてくる仕草はまさに猫のものだった。
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