第十二話 首なし馬その十六
[2/2]
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
違って」
愛実も言う。
「面白かったわね」
「確かに人気はないけれど」
昼とは全く違う、だがそれもだというのだ。
「静かでね」
「最初は夜の学校って凄く怖かったけれど」
「そうよね。慣れてみるとね」
それがこれもまたいいと思える様になっていたのだ。愛実と聖花は次第に夜の世界についても慣れて親しみを感じていた。
それで愛実も言った。
「慣れてきたせいか色々なものが見えてきたわね」
「そうよね」
「最初は夜の学園って不気味で怖いだけかと思ったけれど」
「人もいてね」
妖怪や幽霊達だ。最初は二人共彼等こそ怖いと思っていた。
しかし彼等とも親しくなってそれでだというのだ。
「お昼とはまた違った楽しみがあって」
「いい世界よね」
「じゃあまた夜の学園に行ってね」
「それで泉を見つけ出そう」
「うん、そうしようね」
二人で笑顔で話す。そしてだった。
二人は泉を探し続けることも決めた。あるのかないのかもわからないがまずは探してみること決意したのである。
第十二話 完
2012・10・14
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ