第十二話 首なし馬その十二
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見えるし聞こえる」
夜行さんは二人の前に来てその首なし馬に乗ったまま話した。
「実は首もあるからな」
「えっ、あるんですか?」
「そのない頭も」
「ここにいる」
夜行さんが言うとその左肩の上に浮かんでいるそれが出て来た、馬の首が出て来たのである。
馬の首は楽しそうにこう二人に話す。
「僕は頭と身体が別々にあるんだ」
「何か首が抜けるろくろ首?」
「そんな感じ?」
「まあ色々なケースが考えられるけれどね」
馬の首は二人に笑って話す、白い見事な歯も見える。
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