狂気
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テスト期間中なのに何してんだろう俺・・・
少し短いです。
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狂気
side ユウヤ
意識を取り戻した時俺は、精神病の患者が入る施設に閉じ込められていた。
「俺は・・・」
俺は神代仁に対し怒りを感じ、そして神代仁を襲った。その時女性の声とともに横から衝撃が襲ってきて吹き飛ばされ、そのまま壁に叩きつけられた。その後、管理局員に取り抑えられた。そこまでは覚えている。その先の記憶がない。なぜ自分がここに閉じ込められているのかわからない。ただなんとなく心が壊れた事だけを覚えている。そしてそれが何か外的な力によって治されたという事覚えている、いや覚えているというより感じたという方が正しいかもしれない。
「神の加護・・・」
なんとなくだが神の加護によって無理やり心の傷をふさがれたのではないかと思った。恐らく当たっている、そう感じた。
「何なんだよ、くそが・・・」
このまま心が壊れていた方が良かった。なんでこんな辛い世界を生きていかなけらばならないんだ。たしかに心の傷は治ったが、記憶にはいまだあの時のいやな記憶が残っている。これだったらいっそうの事心が壊れていた方がましだ、そう思わずにはいられなかった。
その後、裁判の時に心神喪失かどうかを調べてくれた先生が俺の元を訪れた。
「いや〜、まさか精神が正常に戻るなんて奇跡のようだよ」
「そうですか・・・」
「ほんと凄いよ、あの状態から元に戻れるなんてほんと奇跡だよ、ユウヤ君」
「ははは」
「それで、君は後二カ月ほどしたらここを出られるよ」
「ほんとですか先生?」
「ああ、ほんとだ二カ月間おとなしくしていれば、すぐに出られるよ」
「ありがとうございます先生」
「僕に出来る事をしたまでだよ、それじゃまた来るよ、ユウヤ君」
「・・・」
「はぁ、はぁ、はぁ」
俺は、ここを出たら刑務所送りなのか?そうでなくてもここをでて社会に出ていけば俺はまた意味もわからず濡れ衣を着せられ、また捕まるのか?下手をすれば俺は殺されるかも知れない。
俺の心は治りきっていなかった。過去の記憶が再び俺の心の傷を開き、正常な判断を俺から失わせる。
嫌だ!嫌だ!嫌だ!嫌だ!嫌だ!嫌だ!嫌だ!嫌だ!嫌だ!嫌だ!嫌だ!嫌だ!嫌だ!嫌だ!嫌だ!
俺は刑務所も行きたくないし、まだ死にたくない。
「誰のせいでこうなった?」
神代仁のせいだ!奴に俺は復讐がしたい!奴がいけないんだ!俺のせいじゃない!奴が悪いんだ!
「神代仁を殺す」
どす黒い感情が俺の心の中に流れ込み、心の中が黒い何
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