始まり
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遅くなってすいません。
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始まり
side ユウヤ
シュテル・ザ・デストラクターと出会って数週間の時間が過ぎ去った。
この数週間の間に俺は人肌が恋しかったのか、それとも一種のつり橋効果なのか俺は、シュテル・ザ・デストラクターが好きになってしまった。実際これが恋なのかは、全くわからないが前世を含めてこんなに気になって仕方ない異性は初めてだ。
そして何よりシュテルと会話(といっても俺ばっかり話しているが)が楽しくて仕方なかった。俺が前世や現世での面白いエピソードを話すと、あまり表情を変えないがなんとなく笑っている気がした、俺の勘違いかもしれないがそれでよかった。俺は前世で感じた事のない幸せを感じていた、そしてこれが現世で最も幸せな時間となった。
俺は、久しぶりにしっかりとした料理を作ろうと思い料理を始めたが、材料が足りないことに気づき仕方なく買い出しに行こうと思ったら、シュテルが代わりに買い物に言ってくれると言ってくれたのでので、俺はシュテルに買い出しを任せて俺は料理に集中する事になった。俺はこの時ほんの少し平和ボケをしていたのかもしれない、考えれば簡単に予測出来て阻止できたはずだった。心のどこかでこの幸せが永遠に続くと思っていたのかもしれない・・・
「遅いなぁ。シュテル何してんだ・・・まさか」
俺は、いやな予感がした。最も最悪な光景が思い浮かんだ。俺はいてもたってもいられなくなり待機状態のデバイスを持ちフード付きの黒いコートを羽織り家を飛び出した。
side end
side シュテル
私は今ユウヤに頼まれた買い物を終えて家に向かって歩いている。
私は最近ユウヤと一緒に居ると不思議と胸が熱くなる、体調不良なのかと思えばそういうわけでもなかった。ここ最近は、ユウヤの事を考えるだけで胸が熱くなる。そしてユウヤが楽しそうに笑うと私はより胸が熱くなりドッキリする。
「何なんだろうこの気持ち・・・」
私は、この気持ちの原因を探ろうとして深い深い思考の海に沈んでいった。
私は注意力が散漫になっていたのだろう、無意識に信号が赤になっている横断歩道を渡っていた。そして私は私に近づくトラックに気づいていなかった。
トラックがクラクションを鳴らす。
それでようやっと私は気付いた。もう間に合わないそう思った瞬間私は、目を閉じた。
「危ない!」
男性の声が聞こえた。
トラックが衝突する感覚の代わりに、誰かに抱えあげられる感覚を感じた。
私は目を開いた。私の視界に銀髪オッドアイの少年が入り込んできた。私はこの少年を知っている闇の書を夜天の書に戻した少年・・・神代仁
「大丈夫かい?」
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