プロローグ「ローマへいざ行かん!」 ※
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一六〇センチの身長なのだが、本人はもう少し欲しいようでよく牛乳を飲んでいるのを目にする。
「あっ、そうだ! 蒼にぃが取ってよ!」
「ちょっと待って、抜け駆けはさせないわよミア!」
ん! と頬を突き出してくるミアに目を吊り上げる鏡花。
ミアの名はミリア・フランフォード・海堂。金色の髪をツインテールにしている元気一杯の嫁だ。深い海を思わせる碧眼に程良く日に焼けた健康的な肢体をしている。天真爛漫でいつも笑顔が絶えない。俗に言う貧乳に属する胸が目下の悩みらしい。シリアと一緒になって牛乳を飲んでいるところをよく目撃する。
鏡花は旧姓を花菱鏡花と良い、聖連女学院という女子高に通う女の子だ。セミロングの黒髪に黒目の一六歳で妻たちの中では年少に位置するな。まあ年長になるとざっと三百を超え――……これ以上考えると俺の身が危ない気がするので止めよう。俺の超六感が告げている、危険だと。
「あらあら。ご飯が零れてるわよ菖蒲」
「んむー、お魚さん食べにくい〜」
小夜香が仕方ないわねぇ、という風に苦笑し菖蒲の鮭を解していく。
小夜香の旧姓は雨宮であり、菖蒲は小夜香と俺の子だ。小夜香は妙齢の女性という言葉がしっくりくるような妻で、腰の高さまである茶色がかった黒髪に黒い瞳をしている。身長も一七〇センチと高く、さらには母性の象徴である胸も豊満だ。時々、貧乳組の鏡花とミアが親の仇を見るような目で小夜香の胸を睨みバストアップ体操に精を出している所を見かける。
俺の娘の一人である菖蒲は母と同じく背中の半ばまである茶色がかった黒髪に黒い瞳をしている。働き者でよく母や他の母の手伝いをしているのを目にするな。今度の休日は目一杯、遊んでやることにしよう。
菖蒲は母に似て将来美人になることは間違いない、七歳の女の子だ。俺をパパと呼び懐いてくれる可愛い俺の子だ。俺の嫁候補だ、誰にも渡さんッ! ――すまない、取り乱してしまった。まあ、それを言ったら俺の娘は全員可愛いんだがな。
「はい、ご主人様。あ〜ん」
「あーん」
ニコニコ笑顔で厚焼き卵を箸であーんしてくれるシア。ちゃんと手を添えて箸の角度も三十度をキープしているとは、感心感心。俺も躊躇なく口を開けて卵焼きを頬張る。
彼女の名はアレイシア・エクレール・海堂。愛称はシア。腰まであるウェーブの掛かった金髪にサファイアのような蒼い眼をした美女だ。いつもニコニコと笑顔を絶やさず、俺に服従することを至福としており常にメイド服を身に纏っている。自他ともに認めるメイド妻だ。家事洗濯炊事などメイドとして恥じない技量を持ち、裁縫の腕は自前でメイド服を仕立てる程だ。小夜香に負けず豊満なお胸をしており、これまたミアた
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