番外4 姉妹
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ゃあ会計してくるから二人はここで待ってて?」
「「は〜い」」
その後闇慈は会計を済まし、二人の元にやって来た。お釣りを確認し闇慈は頷いた。
「じゃあ今日手伝ってくれたご褒美をあげようね」
「「えっ」」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「「美味し〜い♪」」
二人は闇慈に連れられ、クレープ屋に来てクレープを奢って貰った。
「ここのクレープは中々いけるんだよ。美味しい?」
「うん♪美味しいね、ネル」
「お兄さんを手伝って良かったね、イル」
二人は余程美味しかったのかあっという間に食べ終えてしまった。
「「美味しかった〜」」
「あっ・・・二人とも頬にクリームが着いてるよ」
闇慈はポケットティッシュで二人のクリームを優しく拭き取った。
「「んっ・・・」」
「はい。取れたよ」
(ありがとう。何だかお兄さんが本当のお兄さん思えてきたよ、ネル)
(私もそう思ったよ、イル)
二人はそう闇慈には内緒で呟いていた。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
そしてイルとネルが帰る時間になり人気のない所に移動した。そして目の前にフェニックス家の移動魔法陣が展開された。
「「あ〜あ。もう帰らなくちゃいけないの?」」
「ワガママ言っちゃ、子供のままだよ。ちゃんと受け入れないとレディ大人にはなれないよ?」
「「う〜。は〜い(あっ!そうだ!)」」
二人はこそこそと何か二人で打ち合わせをしているようだった。
(何をしてるんだろう?)
「お兄さん。ちょっと屈んでくれる?」
「へっ?どうして?」
「良いから良いから!」
闇慈は了承したのか軽く頷き、屈んだ。それを見たイルとネルは・・・
「「今日はありがとう♪・・・闇慈お兄ちゃん♪」」
チュッ・・・
闇慈の右頬にイルが、そして左頬にネルがキスをするとそのまま魔方陣の中に消えて行き、魔方陣も消えて行った。
「・・・」
闇慈は何をされたのか分からずにそのまま各頬を右手で確かめた。
(デスさん・・・今、何されました?)
(聞かずとも分かっているんじゃないか?)
(・・・やれやれ。本当に手のかかる・・・妹達だね)
闇慈はゆっくり立ち上がり家に向けて足を向けた。しかし振り返ると20代位の黒髪の美形の男性が立っていた。
(美形な人だな。祐斗より上のように感じる・・・でもこの力は!?)
『力』を見抜くことの出来る闇慈はその男性の巨大な力に咄嗟に身構えた。
「貴方は何者ですか?唯の人間じゃないでしょう?」
「一目見ただけで見破るなんてな。流石は『黒衣の死神』」
(っ!?その二つ名はアルビオンが名づけたものなのになんでこの人が?
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