番外4 姉妹
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じゃないもん!!」」
不良の声と何処かで聞いたことのある声が聞えてきた。その声をしたほうを見てみると3人くらいの不良達が二人の薄緑色の髪をしたペアルックの服を着た双子に絡んでいた。
「あれは・・・イルちゃんとネルちゃん?どうしてこんな所に?」
そう。絡まれていたのは以前ライザー戦の時に闇慈が戦ったポーンの『イル』と『ネル』だった。見る限り何かもめている様だった。
「貴方たちからぶつかって来て、誤りもしないなんてレディに対して失礼じゃないの!!」
「ガキがレディなんて言葉を使ってんじゃねえよ。いい加減にしねえと俺たちもキれるぞ?俺たちはガキだからって容赦しねえぞ!!」
「ふん!!貴方たちごときに遅れるなんてありえないよ!ねえ?ネル」
「そうだね、イル」
「このガキどもが〜〜〜〜!!!!」
散々イルとネルにコケにされた三人組みの内の一人が二人に殴りかかった。それを見ていた闇慈は素早く移動し、殴ろうとしていた方の腕を掴んだ。
「ぐっ!?何だ!?てめえ!!」
「「あっ・・・。あの時のお兄さん!!」」
「久しぶりだね?イルちゃん、ネルちゃん」
そう言うと闇慈は二人に殴りかかろうとした不良を残りの2人の元に突き飛ばした。
「てめえ・・・このガキ共の知り合いか?」
「そんな所です。でも貴方達も大人気ないですよ?話を聞く限りどう見ても貴方が悪いじゃないですか。二人に謝ればそれで解決。そうじゃないんですか?」
「俺に指図してんじゃねえーーー!!!」
先ほど突き飛ばされた不良は余程沸点が低いのか闇慈に殴りかかった。
「和解よりも血を・・・ですか」
闇慈は軽く溜め息を付くと不良のパンチを避けると空いた鳩尾に力を制限した正拳を打ち込んだ。不良は再び吹き飛ばされ地面に倒れ付した。
「い、いてぇ・・・」
「どうです?まだやりますか・・・?」
闇慈は少しドスをかけた声で残りの二人に問いかけた。
「「ひ、ひぃ!!す、すみませんでした!!」」
二人は闇慈の殺気に怯えたのか倒れたもう一人を起き上がらせるとその場から消えるように居なくなった。
「暴力で解決するのは、あまり好きじゃないな・・・」
「お兄さん!!凄〜〜い!!」
「流石ライザー様を倒した死神さん!!」
イルとネルは闇慈の元に寄り添った。
「さてと・・・イルちゃん、ネルちゃん。どうしてこっち人間界にいるの?」
「えっとね。ずっと冥界にいたら退屈になっちゃって人間界に行っても良いですかってレイヴェル様に聞いてみたの」
「えっ?ライザーに聞かなかったの?」
闇慈がイルとネルに問いかけると二人は顔を少し歪ませ、こう答えた。
「うん。実はあのゲームで
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