第三十五話 死闘
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我らが魔王への暴言は許さない!!何よりも私の下僕への侮辱は万死に値するわ!!」
「「はぁぁぁッ!!」」
今度はゼノヴィアがデュランダルで、祐斗が聖魔剣で斬りかかるが難なく防がれ拳を入れられ、二人は吹き飛ばされる。
「こんなものか。デュランダル。聖魔剣」
「・・・まだです」
今度は小猫がコカビエルに拳を打ち込もうとしたが羽が刃のように鋭くなると、容赦なく斬り付け、地面に叩き付けた。
「小猫ちゃん!!」
闇慈はすぐに駆け寄り、気を失った小猫の容態を確認したが傷は多く在ったが急所までには達していなかった。
(良かった。急所にまでには至ってないようだ)
「しかし仕えるべき主を亡くしてまで、お前達は神の信者と悪魔はよく戦う」
「・・・どういうこと?」
リアスが怪訝そうな口調で訊く。コカビエルは大笑いしながら話を続けた。
「フハハ、フハハハハハ!そうだったな!お前達下々まで真相は語られていなかった。ついでだ、教えてやるよ。先の三つ巴の戦争で四大魔王だけでなく神も死んだのさ」
「なん・・・ですって・・・」
「戦後残されたのは神を失った天使、魔王全員と上級悪魔の大半を失った悪魔、幹部以外のほとんどを失った堕天使。疲弊状態どころではなかった。どこの勢力も人間に頼らねば種の存続ができなくなったのだ」
「うそだ・・・うそだ」
真実を突き付けられたゼノヴィアは力が抜けて項垂れる。アーシアもショックを受けたのか気を失い、倒れそうになったがイッセーがギリギリの所で受け止めた。
「アーシア!しっかりしろ!アーシア!」
「俺は戦争を始める!これを機に!!おまえたちの首を土産に!俺だけでもあの時の続きをしてやる!我らが堕天使こそが最強だとサーゼクスにも、ミカエルにも!!フフフッ・・・ハーッハハハハハ!!!」
コカビエルが一人で高笑い、自分の理想を語っていたが闇慈だけはその馬鹿げた理想に溜め息をついた。そしてダークネス・クロスをコカビエルに向かって飛ばしたが硬化された翼で弾き飛ばされた。
「そんな下らない理想を吐かないで貰おうか?耳が穢れる・・・」
「ほう。お前は何者だ?さっきから見ていたが貴様からは異様な力を感じる。そしてその鎌・・・」
コカビエルはデスサイズ・ヘルに興味を示していた。
「それは・・・デスサイズ・ヘルか?」
「ご名答。流石は古から生き残っている堕天使だな」
「フフフッ・・・まさかお前のような小僧が『万死ヲ刻ム』力を有していたとはな・・・だが!!貴様に俺は倒せん!!」
闇慈は翼を具現させ、デスサイズ・ヘルでコカビエルに斬りかかった。コカビエルは両手に光の剣を持ち、翼を硬化して闇慈を迎え撃った。闇慈は魔力を込めたデスサイズ・ヘ
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