第三十四話 人心
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を流していた。
そして祐斗の周りにいた魂が天に上り、ひとつの大きな光となって祐斗を包み込み、次の瞬間、神々しい光が闇夜を裂いた。恐らく祐斗のセイクリット・ギア『ソード・バース』が『境地』至ったのだろう。
「バルパー・ガリレイ。あなたを滅ぼさない限り、第二、第三の僕達が生を無視される」
「ふん。研究に犠牲は付き物だと昔から言うではないか。ただそれだけの事だぞ?」
「木場ぁぁぁ!!フリードの野郎とエクスカリバーをぶっ叩けぇぇぇ!」
一誠が祐斗に向かって激励を送る。それにリアスが続ける。
「祐斗!やりなさい!自分で決着をつけるの!エクスカリバーを超えなさい!あなたはこのリアス・グレモリーの眷属なのだから!私の『騎士』はエクスカリバーごときに負けはしないわ!」
「祐斗くん!信じてますわよ!」
「・・・祐斗先輩!」
「ファイトです!」
朱乃、小猫、アーシアも続け最後に闇慈が声を唸らせる。
「祐斗!!仲間から受け継いだ力・・・彼らの思いで奴らを・・・『過去』を断ち切れ!!そして『未来』を切り開くんだ!!」
闇慈達の言葉に祐斗は頷く。
「ハハハ!何泣いてんだよ?幽霊ちゃん達と戦場のど真ん中で楽しく歌っちゃってさ。ウザいったらありゃしない。もう最悪。俺的にあの歌が大嫌いなんスよ。聞くだけで玉のお肌がガサついちゃう!もう嫌、もう限界!てめぇを切り刻んで気分を落ち着かせてもらいますよ!この四本統合させた無敵の聖剣ちゃんで!!」
祐斗が一歩出て、同志逹の魂に手を添える
「僕は剣になる。部長、仲間達の剣となる!今こそ僕の想いに応えてくれ!ソード・バース!!」
祐斗のセイクリット・ギアと魂が混ざり合い、剣を創っていく。それは魔の力と聖なる力の融合だった。そして神々しい輝きと禍々しいオーラを放ちながら、『騎士』の手元に一本の剣が完成された
「・・・禁手(バランス・ブレイカー)、[双覇の聖魔剣]『ソード・オブ・ビトレイヤー』。聖と魔を有する剣の力、その身で受け止めるといい」
祐斗は『騎士』特有のスピードで走り出し、斬撃を放ったがその斬撃をフリードは受け止める。しかしエクスカリバーを覆うオーラは聖魔剣によってかき消された。
「ゲッ!本家本元の聖剣を凌駕すんのか!?その駄剣が!?」
「それが真のエクスカリバーならば、勝てなかっただろうね。・・・でも、そのエクスカリバーでは、僕と同志逹の想いは絶てない!」
「チィ!伸びろォォォォォ!」
フリードは舌打ちをして後方に下がるとエクスカリバーを無軌道にうねらせる。これは四本のエクスカリバー・・・イリナから奪った[擬態の聖剣]『エクスカリバー・ミミック』、コカビエルが盗んだ[天閃の聖剣]『エクスカリバー・ラピッドリィ
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