第三十三話 番犬
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リアスからの説教と罰を受けた闇慈は一旦家に帰ることにした。そして何事も無く夕食と入浴を済ませベッドに入った。
(結局。祐斗たちを追えなかったけど大丈夫かな?)
(あの少年も騎士の悪魔。そしてあの小娘共も聖剣を携えている。協力し合えば大事にはならないはず・・・)
デスの言葉に黒羽が続けた。
(今は彼らを信じて報告を待つしかありません、闇慈様)
(そうだね。今はあの三人を信じるしかないよね。僕もいざって時のためにもう休むね)
(分かった)
(分かりました)
そして闇慈はゆっくりと目を閉じ、意識を手放した。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
そしてその深夜・・・
ゾクッ・・・
「っ!!」
今まで感じたことの無い大きな『力』と『殺気』を感じ、闇慈は飛び起きた。
(この力は・・・以前戦った堕天使と似ている。でも力の大きさが天と地の差がある!!)
(恐らくあのグリゴリと言う組織を束ねている『コカビエル』と言う堕天使の力かもしれん。流石は古の大戦を生き抜いていただけのことはあるようだな?闇慈よ)
(ですね。・・・黒羽)
闇慈は光子状態の黒羽に何かを頼むように念話で呼びかけた。
(分かっています。散策ですね?)
(お願いできる?)
(闇慈様のお望みとあれば断る理由はありません。発見しだいお知らせします)
(ありがとう、黒羽)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
そして数分後。黒羽からの念話が再び入った。
(闇慈様。堕天使の姿を見つけることは出来ませんでしたが、学園に結界が張られていました。恐らくそこに居るかと思われます)
(ありがとう、黒羽。君はいざって時のために結界の外で待機していて?)
(分かりました)
闇慈は黒羽との念話を切るとセイクリッド・ギアを発動させ、部屋の窓から外に出た。そして翼を具現させ、学園へと急いだ。
そして翼を羽ばたかせること5分。闇慈は学園の校門に辿り付き、地面に着地した。そしてそこにいたのはソーナと匙だった。恐らくこの結界も中の光景が外に漏れないようにソーナ達が張っているのだろう。
「ソーナ会長。匙君」
「闇慈君?どうしてここに?」
「勿論。イッセーたちを助けるためです。彼らは中ですか?」
ここで匙がソーナの変わりに答えた。
「ああ。中でイッセーたちがグリゴリの連中と鉢合せの状態だ。俺とソーナ会長は外部に漏れないようにここで結界を張っているって訳だ」
「・・・行くのですか?闇慈君」
「はい。入り口を開けてください、ソーナ会長」
闇慈がソーナに頼むと校門の結界が一時的に解かれ、中に入れるようになった。
「気を付けてください。貴方がライザー・フェニックスを
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