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FAIRYTAIL-ダークブリングの力を操りし者-
第十五話 流れゆく年とSS級クエスト
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に討伐報告をする。そこからはDBを使わず帰ろう。
すぐにDBを使い街まで瞬間移動して報告を済ませた。相変わらず評議院関係の人間に怯えられる。まぁ慣れたからもういいが。
そこの街でブラブラしながら特産品を買い集めていると見慣れた店を発見した。大きな街には必ずあるこのレンタル店。実は気になっていたのだが中々機会がなく入らなかったがちょうどいいと思い入店してみると、そこは魔導二輪や魔導四輪のレンタル店だった。ちょうどマグノリアにあるレンタル店でも返却は可能だったので試しにレンタルしてみた。
さっそく街から少し離れたところで魔導二輪に乗ってみる。見た目は前世の時のバイクと似たような感じだ。これはガソリンではなく魔力を使い動くので自分の魔力がすぐになくならないか心配だが、いざとなれば六一式DBがあるからいいかと思い魔導二輪を走らせる。六一式DBとは無限の魔力を与える力があり、俺の魔力を常に最大にする効果がある。勿論これを使えばDBPは消費するためあまり使用しないDBだ。
自由気ままに魔導二り…バイクを走らせると風が心地よくて気持ちが良い。周りの移り行く景色も見ていると落ち着く。落ち着いていたんだが、後方から大声を出しながら追いかけてくる奴がいる。誰だと思いバイクを止めて、よく見てみるとさっき報告した評議院の者だった。息を切らしながら俺の目の前までやってきた。
「はぁはぁ、ごほっ。……申し訳ないが依頼はまだ達成されてないことが分かりました」
「どういうことだ? 俺は確かにあの魔物を討伐したぞ」
「はい。確かに魔物は討伐されていました。しかし、本部に連絡を取ったところあの魔物は最近発見された魔物らしく基本群れを成しているという情報が分かりました。単体でも強い魔物ですが、街と大森林を僅か一週間で壊滅させたとなると群れでいる可能性が高いのです。あなたが討伐されたのはたまたま群れから離れていた魔物だったのでしょう」
なるほど。確かに強い奴だったがSS級かと言えばそうでもなかったかもしれない。久しぶりのS級以上のクエストだったから感覚が錆付いていたか。しかしだとしたらあのレベルの奴が複数で襲い掛かってくるというわけか。数にもよるが場合によっては消滅系のDBで一掃するのも手だな。マザーDBか特殊DBのオーバードライブを使うか。
ただ厄介なのは敵が何匹かに分かれて行動していた場合だ。群れと言っても常に共に行動しているとは限らない。先程戦っていた奴しかりだ。俺が思考の渦に飲み込まれて何分かして、現実に戻ると評議院の者はすでに姿を消していた。考え事をするとすぐ周りが見えなくなるのは俺の悪いクセだな。ただ、とりあえず言えることは
「思ったより時間が掛かりそうだ」
俺は最近多くなってきた独り言を呟き、
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