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FAIRYTAIL-ダークブリングの力を操りし者-
第十五話 流れゆく年とSS級クエスト
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ど人間くさい。その一瞬の動揺の隙にデカログスを再び取り出し、攻撃を仕掛ける。
「爆速連携 シルファードライブ」
爆炎の剣と音速の剣を組み合わせた爆音攻撃。超高速で動きながらエクスプロージョンを相手にぶちかます。相手は咄嗟に全ての尾を網目状に張り巡らせ防御壁を作ったが、俺にとっては絶好の機会。高速で爆炎剣をその尾に連続で攻撃する。立て続けに鳴り響く爆音と共に聴こえてくるのは敵の叫び声。目の前にあった尾はすでに鱗が剥げ、尾の半分以上が消失していた。
あの強固な鱗を破ったのは爆発の力だけではなく、八対二の攻防を繰り広げていたときに仕掛けていた細工が効いたからだろう。炎と冷気。これを交互に攻撃することによって鱗が脆くなっていたのが効いた。温度差を使い脆くさせる。実践で用いたのは初めてだったので多少の不安はあったが、上手くできた。
「グルルァァアアアア!!」
「怒り狂っても遅いぜ? すでにチェックメイトだ」
俺は再び六星DB【ユグドラシル】を使用する。先程吸収した光線の力を利用し、大樹を出現させその根で相手を拘束する……どこぞの木の葉、初代火影のように。時間が経てば経つほど拘束力は増していき最終的には大樹に飲み込まれ同化する。だがそんな封印まがいな方法で決着をつけるつもりはない。身動きができない間に俺は相手の真上に物体浮遊のDBスカイハイで飛ぶ。手に持つ魔剣を新たな姿へと変えて。
第7の重力剣【グラビティ・コア】
シルファリオンと反対の性質を持った剣で凄まじい重量と破壊力を誇る。俺はその重量にまかせて空中を高速降下するというトリッキーな使い方で相手の首元を狙う。もがき苦しんでいる相手の鱗と鱗の間にある隙間目掛けて突っ込み、そして切断した。
大量に噴出される血飛沫に俺は勝利を確信した。生物である以上首を切断されては生きてはいけない。アバン先生もそう言っていた。
ゴロゴロと転がる首から見える瞳は何も映してはいなかった。俺は注意深くその敵と周囲を観察し終わった後、押し寄せてくる疲労感に逆らわず大地へと寝そべった。
「あぁ〜しんど」
その荒野に俺の小さな声がポツリと空へと消えていく。ここには誰もいないが、それゆえに言葉を発してしまった。本音は自然と出るものだ。体力というのは動き回るだけではなく、精神的なものでも消費する。あの八対二の攻防はさすがに緊張感があり集中力も使った。……さて、帰るか。
いつもなら周りの景色や生物などを見ながら帰るのだが、いかんせんここには何もない。よってDBを使い一番近くにある街まで帰ることにする。その街まで徒歩ならヘタすれば一月近く掛かってしまう。ゆっくりと帰るのは好きなほうだがここまで周りに何もないと萎えるからな。ここから一番近くにある街で評議院の者
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