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FAIRYTAIL-ダークブリングの力を操りし者-
第十四話 食事会という名の交流会にて
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あろう大人数だ。連中の掲げている旗のような物に様々なギルドの紋章が描かれていた。恐らく闇ギルドの連合隊だろう。いくつか見覚えのある紋章もある。いかに雑魚とはいえこれならば少しは楽しめるだろうと思いつつ、結界魔法を破られて驚愕の表情を浮かべている奴らに俺はニヤリと笑い出迎えた。
side out
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side ジュラ・ネェキス
ルシア殿が何処からともなく取り出した大剣を常人には到底目視できない速度で一振りした途端、周囲に張られていた強力な結界魔法が消えた。
……正直ありえないの一言に尽きる。あれ程の高度な魔法をいとも簡単に打ち破ったことも驚きだが、それ以上に魔力を使わずただ剣を振るっただけで魔法をかき消したのが異常だ。
それに剣を振るった瞬間、形状が変わった。換装の魔法だろうか。いやしかし魔力が使われておらず、交換したというより形状が変わったような気がする……謎が多い人物だが先程少し話をした時のことから考えるに決して悪い人物ではなかろう。
それにあの偉大なマスターマカロフがいるギルドの者だ。言葉遣いは乱暴だったが良い人柄だった。ならば私は私の務めをしっかりと果たさなければルシア殿に申し訳がたたぬ。
「やはり、今年も来おったか。懲りぬ奴らじゃの」
振り返ればフェアリーテイル、ブルーペガサス、クワトロケルベロスのマスター達がまるで見物するかのように外を覗いていた。……いきなり声を掛けないで欲しい。正直驚いた。
「……お気づきでしたか。それにしても今年もとは?」
「こういう奴らは結構な頻度でマスター達が集まる時に襲って来るんじゃよ。まったく、はた迷惑な奴らじゃな……まぁ今回は良いモノが見れそうじゃ。最近のルシアがどれだけ強くなったか見れるんじゃし――無粋な輩もいるようじゃがな」
「あら、あれが金髪の悪魔くん? 良い男の子じゃない!?」
「てめぇんとこで最近噂の金髪の坊主かい? さすがにあの人数じゃ厳しいんじゃないのか?」
「なぁに、黙って見ておれ。あれでも十五歳でワシのギルドでS級にまで上り詰めた男じゃ」
マカロフ殿が少しも心配の色を出していないことから察しゴールドマイン殿も黙ってしまわれた。私自身はルシア殿の心配というよりも戦い方に興味がある。先程の一振りから見ても普通の戦闘方法ではなさそうだ。
「ほれ、ルシアが動くぞ」
悪魔の様な形相で襲撃者達をあざ笑いならが余裕の表情で左手を腰にあて、もう一方の手にはまた先程とは違った禍々しい剣を持ち、ただそこに佇んでいた。闇ギルドが一斉に放った数百と迫る魔法に対しても彼は避けようともせずただそこに佇んだままでいる。何故?という疑問は一瞬の
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