暁 〜小説投稿サイト〜
ちょっと違うZEROの使い魔の世界で貴族?生活します
本編
第3話 親子のカタチ
[5/8]
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
「それより、腹は減っていないか?」
私は素直に頷きました。父上が声をかけると、少ししてから麦粥を使用人が持って来てくれました。年相応の振りをする為、大人しくミーアに食べさせられました。
「父さんはこれから、モンモランシ伯の所へ行かねばならない。おとなしく留守番してるんだぞ」
「あい」
とりあえず、年相応っぽく返事をしてみます。
食事が終わり、使用人達が後片付けの為退室しました。
「ギルバート。これをお前に預ける」
二人だけになると、父上が鍵を渡してくれました。
「これは書庫の鍵だ。蔵書量はハッキリ言って少ないが、今のお前には十分な量だろう」
「ありがとうございます」
この後父上は、直ぐに出かけて行きました。見送りの際、グリフォンに騎乗した父上は凄く格好良かったです。
私は早速書庫に来ました。確かに蔵書量は少なく、全部で50冊前後くらいでしょうか? 種類は、初級魔法入門から上級魔法書・ルーン文字大全等の魔法関連の書籍。亜人幻獣図鑑などの辞典。また、イーヴァルディの勇者等の物語小説もありました。
正直に言うと、どこから読もうか迷ってしまいます。そこで別の棚の方に目を向けると、地図などの資料が収められている棚が有りました。資料はラベル付のトレイに小分けにされ、よく整理されていました。そのラベルの中に、こう書いあるトレイあったのです。
……魔の森 と。
気になったので、見てみる事にしました。幸い棚の下方の段に置かれていたので、私でも十分届く高さでした。一枚一枚、手書きで書かれた資料をめくって行きます。結果分かった事は、原作で名前が出てこないのが、不思議だという事でした。分かりやすく、まとめてみましょう。
1.魔の森とは、多種多様な幻獣・魔獣・亜人の住処である。
2.最近は、落ち着いてきたが今も拡大を続けている。
3.切り開こうとすると、亜人が襲いかかってくる。
4.森に火を放ったり大きな音を出すと、幻獣・魔獣が集まって来る。(当然その後に戦闘になる)
5.幻獣・魔獣が、森外で暴れると便乗して亜人が出てくる。
6.亜人が森の外で暴れると、そこから木が生えてきて森が一気に広がる。
7.永い時間をかけて、非常に広大な広さになっている。
なんですか? このとんでもない森は。国も下手に手が出せず、これ以上広がらないよう防備を固めているだけですか? ……しかし、これだけではいまいち広さが伝わらないですね。
トリステイン王国、ほぼ中央に位置する王都トリスタニア。トリスタニアの南、ガリア国境とのほぼ中間に位置するラ・ロシェール。ラ・ロシェール南西に、位置するドリュアス領。東端は、このドリュアス領の直ぐ南まで伸びています。西は海に達していて、北
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ