ゴルゴンの終焉
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たかというと、任意でしか外れない筈の眼帯が外れるくらいビックリした。
「め、メドゥーサ?」
「あ、はい。いいですよ。じゃあまず紅茶を淹れてみましょうか?」
「・・・・うん!」
私は嬉しさが一周回ってそっけない感じの返事になってしまったけれど、二人には伝わったみたいだ。
こうして、三姉妹は協力し合って生きていくことを決めたのでした。
「そろそろさ。ここも出ようと思う」
そういったのは流儀。三姉妹は目を丸くして問い詰めた。
「ど、どうしてですか!?」
「私、何か貴方が怒るようなことしたかしら!?」
「・・・・・・・・・・」
三者三様の表情。
ただ、メドゥーサだけは一人、ジッと黙っている。
「俺は元々外の人間だ。そろそろ新しい遊びに行かないとな」
「そんな・・・・・・・・」
「あっ・・・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・」
「そこでだ」
まだ俯いている。
「一緒に来ないか?」
『『『えっ!?』』』
「正直、お前らを男として見逃すには惜しい!だから一緒に来ないか?
そして、一緒に世界を見てみないか」
長い沈黙。
そして、
『『『行きます!』』』
三人が同じ答えを出した。
「そうか。それは全てを俺に捧げるということだぞ。それでもいいのか?」
「元よりそのつもりです」
ステンノ
「当然でしょう」
エウリュアレ
「生涯お供いたします」
メドゥーサ
「ありがとう」
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