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リリカルってなんですか?
空白期(無印〜A's)
第二十六話 起
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ないか、と思ってとりあえず、荷物を置くことにした。ちなみに、アリシアちゃんの荷物はすでに放られている。

 さて、リビングからの風景に驚いたのも事実だが、驚かせられたことはそれだけではなかった。このマンションの一室の間取りは5LDKらしく、寝室が客室を含めて三室と書斎などが二室あるらしい。今回は滞在が目的なので、寝室しか使わないが、それでも十分だ。そもそも、僕たちは子どもの体格がほとんどなのにキングサイズのベットでは、不釣合いもいいところだろう。

 しかし、こんな部屋を使ってもいいのだろうか? と疑問に思って聞いてみると、なんでも、この部屋は、クロノさんが所属している組織が持っているものだが、普段、クロノさんたちが使っていないため、貸し出してもらえたらしい。使わなければ、宝の持ち腐れで、むしろ、部屋を新しく用意するほうが費用がかかるといわれては、使わないわけにはいかない。

 実家よりも広い部屋に少しだけ戸惑いながらも、僕たちは有り難く、このマンションを使わせてもらうことにした。

 部屋割りは単純だ。蔵元家と高町家に別れることになる。部屋には鍵もついているし、問題ないだろう。適当に僕たちの荷物を寝室に置いた後は、早速だが、出かけることにした。もちろん、観光などではない。二週間とは言えば、自動車学校の免許取得のための合宿並みの期間である。当然、着替えなどは洗濯しなければならない。他にも、もろもろが必要だ。だから、近くのスーパーのようなところを案内してもらえることになったのだ。

 しかしながら、スーパーなどでの買い物に必要なお金はどうしたか、というと、やはりリンディさんから貰っていた。生活費までは、と遠慮したかったのだが、地球と交流がないため、換金ができない。それに僕たちのような管理外世界で魔力を持った人たちを迎え入れる場合は、保護者―――この場合は、管理世界の住人でリンディさん―――に補助費が出るため、むしろ貰ってくれないと困るようだ。ならば、と、遠慮なく使わせてもらうことにした。

 色々と二週間分の生活用品を買い込んだ僕たちは、一度、家に戻り、それから少し早めの夕飯を食べるために街へと繰り出した。さすがに街中は、都会のようでキラキラとしており、人も多かった。そんな街のレストランで少し食事を済ませた後は、クロノさんたちと別れて、家に戻って自由行動だ。アリシアちゃんは、まだ終わっていない宿題をアルフさんと一緒に片付けるようだったし、母さんは、少しゆっくりしたいということで、リビングのソファーでテレビを見るようだ。そして、僕は、なのはちゃんと恭也さんと一緒に魔法の練習のために外に出ていた。もちろん、恭也さんは魔法の練習ではないのだが。

 幸いにしてマンションの近くには、魔法の練習をするにはもってこいの公園があり、そこで二人で魔
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