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リリカルってなんですか?
空白期(無印〜A's)
第二十四話 裏 (エイミィ、ユーノ、アリサ、すずか、なのは)
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っているところだよ。ほら、あの子たちの」

 エイミィがそう言うと、軽くコンソールを叩いた後にクロノたちの目の前にあるモニターに今回の事件に協力した少年のプロフィールが映し出される。

 ―――蔵元翔太

 ―――魔力ランク:A

 ―――習得魔法:プロテクション、チェーンバインド

 ―――この事件のきっかけとなったユーノ・スクライアと最初に出会った現地住民。ユーノ・スクライアが所持していたインテリジェンスデバイスこそ起動はできなかったものの、ユーノ・スクライアによって魔法の基礎を習い、魔法を習得。さらに空戦適性もあり。後述される高町なのはと協力してジュエルシード収集に協力。我々と接触後は、武装隊の隊長デバイスを用いて、後衛隊員として活躍。後日、ミッドチルダにて初心者魔法講習を受講予定。

「管理外世界の子にしては、珍しいよね」

 翔太のプロフィールを見ながらエイミィが言う。

 管理外世界というのは魔法技術がない世界を指す。魔法技術がない世界というのは、基本的に魔力がない人間が大多数を占める世界であり、その中で魔力を持つものは稀有であり、また、魔力を有していたとしても滅多なこと―――たとえば、偶然、時空管理局に接触する―――などでなければ、自覚することない。

 しかし、エイミィのその言に対して、クロノは軽く首を横に振った。

「いや、第九十七管理外世界に関して言えば、そうでもないのかもしれない」

「どういうこと?」

「グレアム提督は、この世界の出身だし、ミッドチルダの中でも特別に第九十七管理外世界特有の名前を持っているものもちらほら見かけるからね。もしかしたら、第九十七管理外世界というのは、管理外世界の中でも特別なのかもしれない」

 さらにクロノが語るには、要するに分岐点なのだと。もしかしたら、第九十七管理外世界というのは、魔法文明をもってもおかしくない世界であるが、歴史の分岐点で彼らは魔法を選ばず、今の機械による文明を選んだのかもしれない、と。

 だが、クロノの説明にエイミィはあまり興味がなかったのだろう。ふ〜ん、と軽く流すように相槌を言うと、さらにコンソールを叩いて、次の情報をだした。今回のジュエルシード流出事件は、彼女抜きに語ることはできないといえるほどに重要な人物である少女の情報を。

 ―――高町なのは

 ―――魔力ランク:S(SSS)

 ―――習得魔法:アクセルシューター、ディバインバスター、他

 ―――蔵元翔太と同じく第九十七管理外世界の住民。ユーノ・スクライアが所持していたレイジングハートを使ってジュエルシードの封印に協力。さらに、ジュエルシードを取り込んだレイジングハートにより、魔力ランクSSSまで引き上げる事が可能。この件に関しては、レイジングハ
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