BFO編ーダブル・マーシャル編ー
33.新たなる世界
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《ザ・シード》の《キャラクター・コンバート機能》を利用し、俺はALOの"Siu"のデータをBFOのキャラクターデータへとコンバートとさせた。コンバートとさせるにあたって、《インプ・シュウ》の手持ちのアイテムはほとんどを、最近《イグドラシル・シティ》にオープンした雑貨屋の保管庫に無理やり押し込んできた。
エギルに決闘のことを話すと大爆笑された。そして、決闘のためにコンバートすると皆に言ったときもリーファを除き全員が同じ反応で大爆笑だ。
まぁ何はともあれ全ての準備は整った。あとは、アミュスフィアを被り仮想世界にダイブするだけ。
「........絶対守るからな....スグ」
ゲームディスクを入れ、LANケーブルを繋ぎ、アミュスフィアを被り仮想世界へ飛び込む魔法の呪文を唱える。
「リンクスタート!」
見慣れた光の束が現れ、体から意識が切り離される。
眼を開けると変な感覚を覚える。
辺りを見渡すとそこには、現実によく似たビルや街並みが再現されている。やはり、空中に浮かぶ都市や巨大な木は、辺りを見渡してもどこにもない。
とりあえず、メニューウインドウを開き、あれを確認する。
「あった.......ログアウトボタン」
SAOの時にログアウトボタンがなくログアウト出来なかったので俺は、くせみたいに新しいゲームにダイブするとログアウトボタンをを確認してしまう。メニューウインドウを閉じとりあえず歩き出す。
すると数分後俺は完全に道に迷った。見渡す限りの荒れ果てた街並みが広がる。さっきの街とは全然違う風景に変わってしまった。
「クッソ......これなら他のプレーヤーに聞くんだったな」
いく宛もなく、ってか行くところもわからず歩く。
「おい!そこのお前!!」
すると後ろから男の声がし、振り返るとそこには、三人の同じような服......まるで北斗の〇のケンシ〇ウのような服装の男たちが姿を現す。
「なんだ、あんたら?」
「お前、その格好を見る限り初心者だな!なら......」
三人が一斉に拳を構え、戦闘体制にはいる。俺も反射的に背中に背負われる剣を.........握れない。というか、剣がこの世界には存在しないため、俺の背中には剣は背負われていない。
「クッソ........」
俺は全力で走り出す。
「待て!!」
三人のプレーヤーが逃げる俺を追ってくる。
(クッソ......この世界の戦闘じゃ俺の分が悪い)
《Battlefight Online(バトルファイト オンライン)》通称、BFO..........肉弾戦のみの世界、剣はおろか、銃などの武器も存在せず、この世界にあるのは、ソードスキルのようなスキル《バトルスキ
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