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スーパーロボット大戦パーフェクト 第二次篇
第七十四話 ファルコン壊滅の危機
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彼は頷いた。
「その為に俺はここまで来たんだ。新兵器も用意してな」
「アイザム・・・・・・」
「御前を救う為に。俺はここまで来た」
なおも言う。
「もうすぐここに御前の敵が来るそうだな」
「うむ」
リヒテルは頷いた。
「ならば、行こう」
「済まぬ、アイザム」
いつもの誇り高いリヒテルはそこにはいなかった。一人の男になっていた。
「余なぞの為に」
「リヒテル様、アイザム様」
バルバスとライザも二人に心打たれていた。
「何と気高い御心」
「このライザ、感涙を禁じえませぬ」
「アイザム」
リヒテルは言った。
「余はこれまでの汚名を返上するべくロンド=ベルに一大決戦を挑む」
「わかった」
そしてアイザムもそれに頷いた。
「その戦いに勝利すれば大元帥も御前の実力を認めるだろう」
「見ておれロンド=ベル、そして竜崎一矢」
リヒテルは言った。
「余は百万の味方を得た。次の戦いで必ず貴様等の息の根を止めてくれる!」
彼は燃えていた。戦いに向けて。そしてそれは今や海底城を燃やし尽くさんばかりであった。
リヒテルがロンド=ベルとの決戦に向けてその心を燃やしている頃ロンド=ベルは別の敵と戦っていた。
「遅い!何をしておったか!」
ダイモビックに到着した彼等にいきなり三輪からの怒声が飛び込んで来たのだ。
「ハワイでバルマー軍と戦っておりまして」
グローバルがそれに応える。
「その戦闘と処理を行っており遅れてしまいました。申し訳ありません」
「言い訳なぞ聞く耳持たぬわ!」
だが三輪は相変わらずであった。
「処理なぞは現地の軍に任せておけ!今日本は大変なのだぞ!」
「何かあるのですか?」
「あるのですかではない!あるのだ!」
彼は叫ぶ。
「それをのうのうと。何を考えておるか!アラスカにまで遊んでおったな!」
「あれは致し方のないことでした」
「言い訳は聞かぬと言っておるだろう!」
彼はグローバルの話を全く聞いてはいなかった。
「ガイゾックの活動が続いておる!ミケーネもだ!」
「はい」
「しかも先に滅んだドクター=ヘルの部下達まで出て来ておるのだ!最早日本は危急存亡の時なのだぞ!それがわかっているのか!」
「それなら自分で対処すればいいんじゃないのか?」
それを艦橋の端で聞いていた霧生が呟く。
「こっちだってミケーネとは派手にやり合ったんだしな」
「おい、聞こえるぞ」
そんな彼を輝が窘める。
「聞こえたらまたことだぞ」
「ですね」
「滅多なことは言うもんじゃないってことですね」
「そういうことだ」
輝は柿崎にも応えた。三輪はまだ喚いていた。
「そこにきてバームの動きが活発化しておる!わかっておるのか!」
「はい」
「わかっていたらもっと早く来るのだ!よいな!」
そこまで
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