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スーパーロボット大戦パーフェクト 第二次篇
第七十四話 ファルコン壊滅の危機
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は言う。
「我等は遂に安住の地を手に入れようとしている!兵達よ!高らかに勝利の歌を唄うのだ!」
「万歳!リヒテル様万歳!」
兵士達の歓呼の声をあげる。
「バームに栄光あれ!」
「勝った、勝ったのだ!」
リヒテルもまた叫んでいた。
「我等は勝ったのだ!」
「リヒテル・・・・・・」
アイザムはそんな友を温かい目で見ていた。だがここで突如として胸を押さえた。
「うっ」
「どうされました?」
「いや、何でもない」
ライザにそう応える。
「暫し休んでくる。ではな」
「はい」
アイザムは自分の部屋に戻った。まるで勝利そのものには興味がないように。いや、何かを焦っているようでもあった。
ロンド=ベルがダイモビックに退いたことはすぐに地球圏に知れ渡った。だがリリーナがそれと同時にロンド=ベルを離れ何処かへと向かったことは知られていなかった。
「いいのかよ、ヒイロ」
「構わない」
ヒイロはデュオの問いに答えた。
「今のリリーナなら。心配いらない」
「そうか」
「ああ。それよりも今は俺達の目の前にあることだ」
ウーヒェイにも答えて言う。
「バームを。何とかしなければな」
「了解。じゃあここはヒイロを信じるとしますか」
「そうだな。御前がそこまで言うのならな」
「済まない」
彼等は今は次の戦いに目を向けていた。そしてそれは彼等だけではなかった。
「ダリウス大帝」
デスモント達四人は向かい合う四つの椅子に座っていた。そしてその中央に浮かぶ赤い顔をした髭の男に恭しく頭を
下げていた。
「暗黒四天王よ」
彼等に大帝と呼ばれたその男は四人に問うていた。
「バーム星人のリヒテルが地球人の基地を手に入れたそうだな」
「はっ」
それにアシモフが答えた。
「アイザムと申す者の開発したマシンにより」
彼は言う。
「その超弾性金属が彼等を退けたのです」
「では御前達は何もしなかったのだな」
「はい」
今度は四人で答えた。
「そうか。わかった」
大帝はそれを聞いて頷いた。
「大帝。今後我等はどう行動をとればよいでしょうか」
キラーが問う。
「このままバームとの協力を続けよ」
大帝が下した命令はそれであった。
「バームと。では海底城に」
「そうだ。それと同時に奴等の監視を行え」
「御意」
四人はそれに頷く。
「それでは仰せのままに」
ダンケルが言う。
「バームは信用できぬからな」
「あのオルバンという男ですな」
「そうだ」
四人の問いに答える。
「表面ではわしに従っているがああした男は信頼されるに値せぬ。どうせ地球を征服したらわしに背くだろう」
「おそらくは」
「あの男はそういう男ですから」
「リオン大元帥の時もそうでしたから」
「うむ」
大帝はそれを聞きまた頷いた。
「急
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