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スーパーロボット大戦パーフェクト 第二次篇
第七十二話 クワサン=オリビー
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ながら話をしていた。その目の前では豹柄のビキニを着たアスカがダイゴウジと言い争っていた。
「今度はあたしの番よ!」
「御前さっきやったばかりだろうが!」
二人は西瓜割りの順番で揉めていた。
「あんただってそうでしょ!」
「俺の後に御前がやった!それでは俺の番だ!」
「そんなの知らないわよ!とにかく今度はあたしなんだから!」
アスカも引き下がらない。
「とにかく木刀渡しなさいよ!それともジャンケンで決める!?」
「おう、望むところ!」
「それじゃあ行くわよ!」
「よし!」
二人はジャンケンをはじめた。だが何度やっても勝負はつかない。
西瓜割りはその間にジュドー達がやっていた。二人は完全に油揚げならぬ西瓜をさらわれていた。
「ったくよお、旦那は何処に行っても旦那だな」
青と白の二色のビキニを着たリョーコが胡坐をかきながらそれを見て呟いた。
「子供相手に何ムキになってやがるんだか」
「それがヤマダさんじゃないんですか?」
淡い青のフリルのついたワンピースのヒカルが言う。
「純真で」
「単純なだけだと思うけれどね、あたしや」
「けれどいいじゃないですか。見ていて楽しいですし」
「まあな」
「西瓜甘いかしょっぱいか。やすいか・・・・・・ぷっ」
「イズミも海でも変わらねえな」
黒のワンピースのイズミを横目で見ながら言う。どういうわけかリョーコは少し機嫌が悪かった。
「何ていうかなあ、うちの部隊って本当に皆プロポーションいいよな」
そして勝平と同じことを呟く。
「うちの艦長とかハルカさんは言うまでもなくな」
「リョーコさんだって中々いいですよ」
「よしてくれよ、あたしなんか」
ヒカルの言葉にこう返す。
「胸だってよお。そんなにねえし」
そうは言いながらも谷間ははっきりと出ていた。
「男勝りだしよ。やっぱりこんなんじゃ男は寄りつかねえよな」
「そうともばかり言えませんよ」
「よしてくれよ、慰めは」
「リョーコさんみたいな人。すぐにいい人が来ますよ」
「どうだかね」
「もし」
しかしここで彼女に声をかける者が出て来た。
「!?」
「そこのお嬢さん」
「あたしのことかい?」
リョーコはそれを受けて顔を上げた。見ればそこには紫の長髪の背の高い男がいた。
「そう、貴方です」
その男はにこりと笑って応えた。
「宜しければお茶でもどうですか」
「ほら、いたじゃないですか」
「ううん」
リョーコはその男とヒカルを見て複雑な顔をした。
「これってナンパだよなあ」
「そう考えられてもいいですが」
「波に乗りながらナンパ」
「それはもう一文字しか合ってねえぞ」
イズミに突っ込みを入れてから返す。
「で、どうするんだい、あんたは」
男に対して問う。
「あたしをナンパして。泳ぐかい?
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