第七十二話 クワサン=オリビー
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らなきゃな」
「けれどムーンアタックは多用するなよ」
「あれって凄くエネルギー使うから」
「わかってらあ。とりあえずはザンボットクラップとかで雑魚の相手をしてりゃいいんだろ」
「わかってるじゃないか」
「勝平も忍さんと同じで熱くなり易いから。心配なのよ」
「俺はそれがウリなのさ」
「ウリじゃねえだろ、それは」
「無鉄砲っていうのよ」
宇宙太と恵子は突っ込みを入れる。
「ちょっとは後先考えてよね」
「毎度毎度エネルギー切れになってるからな」
「わかってらあ。じゃあここは静かに」
「断空砲フォーメーションだ!」
また忍が叫ぶ。そしてまた敵を薙ぎ払っていた。
「・・・・・・やっていいよな」
「そうだな。もう派手にやってる人はいるしな」
「ここはソフトに行きましょう」
「戦いにソフトなんてあんのか?」
「まあ細かいことは言いっこなしで。それじゃあやるか」
「おう」
万丈に応える。そして彼等も戦場に向かう。
「ダイターンキャノン!」
足から砲弾を放つ。それで敵のロボットを撃墜した。
「まずはこれで一機」
「一撃か」
「やっぱりダイターンって凄いわね」
「おい、俺達だってやるんだろ」
「おっと、そうか」
「おっとじゃねえよ宇宙太」
勝平はそれを聞いて拍子抜けした声を出した。
「いつもは俺の台詞だろ、それは」
「何かな、ダンクーガの派手な活躍に押されてな」
「何はともあれあたし達も行かなくちゃ」
「そうなんだよ。それじゃあ」
ザンボットは構えに入った。
「バスターミサイル!」
両膝の脇から円盤状のミサイルを放った。それで敵の小型戦闘機を撃墜した。
「まあざっとこんなもんだな」
「何だよ、接近戦はやらないのか」
「一気に近付けばいいのに」
「別にいいじゃねえか。敵を倒せりゃな」
「まあな」
「それじゃあ次行きましょう」
「おうよ」
「いけええええええええーーーーーーーーーーーーっ!」
目の前の敵に向かおうとしたところで後ろからカミーユの声がした。
「あらっ」
そして目の前にいる敵の戦闘機達が光の帯の中に消えてしまった。ゼータUのメガランチャーであった。
「うわ、一掃されたよ」
「勝平君、あまり余所見しない方がいいわよ」
ファがモニターに出て来て言う。
「ファさん」
「今カミーユも気合が入っているからね」
「ニュータイプに気合がか。こりゃ凄えな」
「何言ってやがる、御前だってザンボットのパイロットだろ」
「そうよ。そんなこと言ってる暇があったらまた敵に向かえばいいじゃない」
「何か今回俺言われっぱなしだな」
ブツブツ言いながらも恵子の言葉に従う。
「じゃあやるか」
そして目の前の敵をザンボットグラップで斬り裂く。その腕は決してニュータイプにも負けないものであ
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