第七十一話 決戦!大海獣
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斉射撃を加えた。
無数のミサイルと弾丸が敵を貫いた。そしてまた敵が消え去った。
「何か二人共派手にやってるな、おい」
デュオがそれを見て言う。
「ここは俺も目立たなくちゃな」
「では行くのだな」
ウーヒェイがそれを聞いて言う。
「俺も出なくてはならないからな」
「それじゃあ行くぜ!」
「うむ」
二機のガンダムは空に舞った。どうやら彼等にミノフスキークラフトが回されていたらしい。
「チェッ、あいつ等が持ってたのかよ」
ボスがそれを見て嫌そうに呟く。
「ボロットにもたまにはスポットを当てて欲しいだわさ」
だが二人はボスのそんな嘆きをよそに動く。デュオは右に、ウーヒェイは左にそれぞれ動く。そして目の前にいる敵の部隊と正対した。
「一気に行くぜ!」
「行くぞナタク!」
二人は同時に動いた。ビームサイズとトライデントをそれぞれ出す。そしてそれで敵に斬り掛かった。
「やあっ!」
「はあっ!」
デュオが敵をまとめて両断するとウーヒェイは敵の中に踊り込んでトライデントを振り回した。それぞれやり方は違うがそれで敵をまとめて斬った。彼等の前と後ろでそれぞれ爆発が起こる。
「行くよサンドロック!」
残る一人カトルも攻撃に入った。彼の周りにマグアナック隊が姿を現わす。
「カトル様、間に合いましたね!」
「うん、丁度いいよ」
彼等はカトルの周りを覆った。そして一斉に攻撃に入る。
「皆、頼みます!」
「了解!」
一斉射撃を加えた。それで以って敵を吹き飛ばす。五人はそれぞれの戦い方で敵を屠ったのであった。
「ふむ」
それをモニターで遠くから見る男がいた。マーグであった。
「やはり彼等はかなりの戦闘力を持っているようだね」
「はい」
傍らにいるロゼがそれに応えた。
「やはり。油断のならない相手かと」
「そうだね」
「ですが勝てない相手ではないと思います」
「それはどうしてだい?」
「それは彼等の甘さにあります」
「甘さ」
「はい、私に策があります」
彼女は言った。
「策・・・・・・一体どんな」
「まずは次の作戦はポセイダル軍の担当でしたね」
「うん」
マーグはそれに頷いた。
「その通りだけれど」
「その作戦に私も参加させて下さい」
「君が?」
「はい。私は工作員として中に潜入します。そして」
「内部から彼等を撹乱し、破壊するというわけだね」
「如何でしょうか。彼等は戦災で焼け出された者を救ったことは常です。きっと上手く潜入できますが」
「いや、それは駄目だ」
だがマーグはそれを却下した。
「何故でしょうか」
ロゼは却下されながらも食い下がった。
「作戦に不備があるでしょうか。それなら」
「いや、いい作戦だと思うよ」
意外にもマーグはこう答えた。
「外から攻めて駄目ならば中か
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