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スーパーロボット大戦パーフェクト 第二次篇
第七十話 ネリー=リバイラル
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かった。そしてバロンに対して言った。
「バロン=マクシミリアン」
あの傲慢さは何処にもなかった。謙虚な様子でバロンに言う。
「お借りしたバロンズゥの力、存分に使わせて頂きます」
「ジョナサン」
バロンはそんな彼に言った。
「油断はするな。手負いの人間は何をするかわからない」
「心得ております。それでは」
「うむ」
「そこで私の狩りをお楽しみ下さい」
彼は完全に従者となっていた。彼は今バロンの僕となっていたのだ。そしてその僕がまた勇のところに向かった。
「させん!」
「ここは僕達が!」
だがその前にタダナオとオザワが立ちはだかる。
「貴様等なぞ!」
だがジョナサンはそれを無視しようとする。彼等の間をすり抜けてでも勇に向かおうとする。だがその前にまたもう一機姿を現わした。それはヒメ=ブレンではなかった。ヒメはタダナオ達と共にいた。
「なっ!?」
「グッドタイミングってとこかしら」
レミーの声だった。
「ゴーショーグン!」
「来てくれたのか」
「今度もケン太の予言が的中したみたいだな」
ゴーショーグンのコクピットから真吾の軽い声が聞こえてくる。
「こりゃ将来は占い師で食っていけそうだね」
「ううん、僕はただ友達から居場所を教えてもらっただけだから」
だがケン太はキリーに対してこう答えた。
「その友達ってのがよくわかんないんだけれどね」
レミーがそれを聞いて呟く。
「ま、結果オーライってことで。ケン太のおかげで宝探しは終わったし」
キリーがここで言う。
「それじゃあ鬼退治といきますか」
「了解」
「最近見せ場が多くて何よりだね」
「糞っ、忌々しい!」
ジョナサンはゴーショーグンを前にして顔を歪ませる。
「どうしてここに!」
「正義の味方ってのはピンチに現われるものさ」
「それも颯爽とね」
「今回もドンピシャだったわけね」
「ふざけやがって!」
「バロン!」
ジョナサンが行く手を防がれている間にネリーはまたバロンに問うた。
「あなたは何を考えているの!?」
「答える必要はない」
だがバロンはそれに対して答えようとはしなかった。
「あなたはあのグランチャーを邪悪に使うことを考えているだけ!あの青年を利用してどうするつもりなの!?」
「黙れ!」
だがネリーに対してジョナサンが怒声を浴びせた。
「くっ!」
「俺は俺の戦い方をバロンに示し!」
彼は言う。
「そのうえでオルファンに凱旋する!勇を討った後で貴様の話を聞いてやる!」
「貴方は何もわかっていない!」
ネリーはそんなジョナサンに対しても言った。
「貴方は他人に自らの怨念をぶつけようと考えているバロンとそのグランチャーに操られているだけです!」
「五月蝿い!バロンを悪く言うことは許さん!」
しかしジョナサンは聞
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