第七十話 ネリー=リバイラル
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こうとはしない。
「バロン=マクシミリアンは俺を理解してくれた!」
彼はまた言った。
「そのバロンの前で無様な姿を晒すわけにはいかないんだ!」
「ジョナサン!?ネリーを」
「勇!」
だが彼は勇に向かっていた。
「あっ、しまった!」
「真吾、何やってんのよ!」
ジョナサンはゴーショーグンの間をすり抜けていた。そして勇に向かう。
「トドメは一気に受けた方が楽だぜ!」
「ブレン!」
勇はそれを受けてユウ=ブレンに対して叫ぶ。
「撃てなければいい!」
彼も覚悟を決めていた。
「もういい!よくやった!好きにしろ!」
叫ぶ。
「付き合う!」
ジョナサンのバロンズゥが迫る。だがそこでユウ=ブレンの足下にブレートが出現した。
「なっ!?」
ジョナサンはそれを見て飛び退いた。
「リバイバルのブレード!?」
「オーガニック=エナジーの波動がこの様に現われる!?」
それまで殆ど口を開かなかったバロンも思わず口にしていた。
「ネリー!覚悟はついた!」
勇はそれを見てネリーに対して言う。
「ネリーだけでも逃げてくれ!」
「私達だって覚悟はできているわ!」
「何だって!?」
「私達の覚悟は貴方を守ること!」
「俺を」
「ええ。貴方が来てくれたことでようやくわかったの」
ネリーは言った。
「貴方ならブレン達を強く育ててくれる。私の分も生かしてくれるってわかったから」
「俺が」
「そうよ」
「くっ、何を話している!」
ジョナサンはまた向かおうとしていた。時間はなかった。
「カーテンの向こうで何をやっている!」
「リバイバル!?」
勇は咄嗟に言った。
「もう一度リバイバルする!?」
「この子は完全じゃないの!もう一度リバイバルが必要なの!」
ネリーはそれに応えた。
「ネリー!」
「ジョナサン」
焦るジョナサンに対してバロンが声をかける。
「バロンズゥの手に私を乗せよ」
落ち着いた様子で言う。
「このリバイバルが私が怖れているものならば私はオルファンに行かなければならない」
「その前に!」
だがジョナサンはそれを聞こうとはしなかった。
「狙撃してやる!」
「未熟者の言うことは聞かない!」
だがバロンは頭に血が昇っている彼を一喝した。それでジョナサンの頭を冷やした。
「急げ、ジョナサン!」
「バロン!」
「リバイバルが終わった時、あのブレードがチャクラの矢になって襲って来たらどうするつもりなのだ」
「そ、それがオーガニックなるものだとしたら」
ジョナサンも従うしかなかった。彼はまたバロンの下へ来た。そしてバロンを乗せて何処かへと姿を消してしまった。
「行ったか」
「ああ」
オザワがタダナオに応える。
「ジョナサンの奴、生きていたか」
「まあ予想はしていたがな」
「あい
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