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スーパーロボット大戦パーフェクト 第二次篇
第六十九話 ビムラーの動き
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              第六十九話 ビムラーの動き
「御主人様、御主人様」
一匹の小鳥が紫の髪の青年に声をかけていた。
「何ですか、チカ」
シュウはその小鳥の名を呼んで顔を向けてきた。
「今度はドクーガが動き出しましたよ」
「そうですか」
シュウはそれを聞いて小さく頷いた。
「どうやらこちらも予想通りですね」
「予想通りですか」
「はい、問題はここからです」
シュウは静かな声で述べた。
「ロンド=ベルもね。おそらく過酷な戦いになるでしょうね」
「そうなんですか」
「そう、特にマーズさんが」
「マーズさん?ああ、彼ですね」
チカはそれが誰か気付いた。
「彼なら大丈夫じゃないんですかね」
「いえ、わかりませんよ」
何となく答えたチカに対してこう返す。
「彼は戦士としてはまりにも優しいです。そして」
「そして?」
「いえ、これから先は言わないでおきましょう」
シュウはここで言葉を止めた。
「後のお楽しみということで」
「チェッ、またですか」
チカはそれを聞いて口を尖らせた。
「御主人様っていつもそうなんですから」
「フフフフフ」
シュウは思わせぶりに笑うだけであった。そして部屋を後にする。そして何処かへと姿を消すのであった。
「早瀬君」
グローバルがマクロスの艦橋で未沙に声をかけていた。
「はい」
「パナマ運河まであとどれ位かな」
「一時間程です」
未沙は落ち着いた声でこう返した。
「一時間か」
「そろそもマシンの発進をかけておいた方がいいと思いますが」
「そうだな」
グローバルはその言葉に頷いた。
「では全機に発進用意を命じておいてくれ」
「わかりました」
「そしてドクーガの動きに関しての調査はどうなっているか」
「今彼らはカリブ海におります」
今度はクローディアが答えた。
「カリブ海か」
「そこから進撃しております」
「思ったよりも普通だな」
「普通ですか」
「うむ、ドクーガだからな」
グローバルは腕を組みながら静かにこう述べた。
「いきなり派手にくると思っていたのだが」
「彼等もそういつも派手なことはしてはこないでしょう」
「そうかな」
「このままいけばパナマ運河には順調に到着しますし。そこでドクーガを迎え撃ちましょう」
「そうするとするか。しかし最近は基地や街を守る戦いが多いな」
「これも何かの縁ですね」
「そういうものかな」
こうしてロンド=ベルはパナマ運河に無事到着し陣を敷いた。そしてそこでドクーガを待ち受けるのであった。
「そういやドクーガって何なんだ?」
「ってバサラ」
ミレーヌがバサラの言葉にキョトンとした。
「あんたもしかして今まで知らなかったの?」
「悪い奴等だってことは知ってるけれどよ」
「そういう問題じゃな
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