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スーパーロボット大戦パーフェクト 第二次篇
第六十九話 ビムラーの動き
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いでしょ。何で今まで知らなかったのよ!」
「俺は戦うのははじめてだぜ」
「そうじゃなくて!敵の組織のこと位頭に入れておきなさいよ!」
「ヘッ、敵のことなんて知ってもなあ、そんなのは戦いを終わらせる為には何もなりゃしねえんだよ!」
ここまでの暴言は流石に今までなかった。忍や勝平ですら遥かに凌駕する言葉であった。
「必要なのはな、歌だ!」
彼は言う。
「どいつもこいつも俺の歌を聴きやがれ!そうしたら戦いなんて一発で終わるぜ!」
「あんたの頭の中はどうなってるのよ!」
ミレーヌがまた叫ぶ。
「敵のことさえ知らないで戦っても負けるだけでしょうが!」
「安心しな、俺は負けたりはしねえぜ!」
「あんただけよ、そんなこと思ってるのは!」
こうしていつもの口喧嘩に入った。真吾達はそれを見てにこやかに笑っていた。
「微笑ましいねえ、どうも」
キリーがバサラとミレーヌを見て楽しげに言う。
「仲良きことは美しきかな」
「あら、そうきたの」
レミーがそれを聞いて言葉をかけてきた。
「何か、マドモアゼル」
「私はてっきり若いっていいとか言うと思ったわ」
「おやおや、それはレディーらしくない御言葉」
「生憎歳はくってるからね」
レミーは自嘲を交えて言う。
「ああした若さを見たらやられちゃうのよ」
「おやおや」
「私も。たまには燃えるような恋がしたいわ」
「最近そうした言葉が多いな」
真吾がそこで突っ込みを入れる。
「どうしたんだ、また」
「ティーンエイジの若さにやられたのよ」
レミーはこう返す。
「ロンド=ベルってヤングが多いから」
「そのヤングって言葉からして古いな」
「仕方ないでしょ。私達はアダルトなんだから」
「アダルトねえ」
「大人は大人らしくヤングを見守っていればいいのよ。けれど妬けるわね」
「その心配はないと思うぜ」
「どういうこと、キリー」
「もうすぐあのブンドルが来るからさ。また色々と言うんじゃないかな」
「ブンドルもねえ」
レミーはここでわざと困った顔を作った。
「個性が強いから」
「あの三人の個性はまた凄いからな」
「アクが強いっていうかねえ。まさかドクーガの三人があんなのだとは思わなかったわ」
「あんなのとは心外だな、マドモアゼル」
「おや」
「言った側から」
ドクーガの三隻の戦艦がパナマ運河の東に姿を現わした。
「私達は赤い糸で結ばれているというのに」
「何かいつも言われるけれどね、それ」
レミーはブンドルにこう返す。
「実際そんなものはないんじゃないかしら」
「夢のないことを」
「だって私とあんたは敵同士だし。どう見たって脈はないわよ」
「それは杞憂だな」
「杞憂ってここで使う言葉だったかな」
「さて」
真吾とキリーは互いに囁き合う。
「敵同士
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