第六十八話 集結!!七大将軍
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合う。何はともあれ二人の説明がはじまった。
「確かにあの時我等は死んだ」
「そのままでいてくれてよかったのにな」
「だから黙っておれ!それでだな」
また甲児を黙らせてから言う。
「その亡骸はミケーネ帝国に回収された。そしてドクターヘルによって復活させて頂いたのだ」
「何だって、ドクターヘルだと!?」
それを聞いた甲児がまた声をあげた。
「左様」
あしゅら男爵は頷く。なお彼はこの時自分の発言の意味をまだわかってはいなかった。
「ミケーネにより復活されていたドクターヘルによってな」
「何てこった」
甲児はそれを聞いて呻く。
「あいつまで生きていたのかよ」
「それがどうしたのだ、兜甲児よ」
ブロッケン伯爵は得意な顔で彼に問うてきた。
「ドクターヘルが生きておられたことがそんなに恐ろしいのか」
「いや、やっぱりな、なんて思ってたからよ」
「驚いてはおらぬのか」
「おめえ等が今ここにいるとな。まあ少し驚いちまったけれどな」
「フフフ、素直だな」
「けどな」
ここで甲児の口調が変わった。
「何だ?」
「おめえ等そんなことベラベラ喋っていいのか?」
「何!?」
「それって軍事機密じゃねえのかよ、ミケーネの」
「ムッ」
それを聞いた二人の顔色が一変する。
「ドクターヘルが生きていたなんてよ。すげえニュースだぜ」
「今この話全世界に流れたわよね」
「間抜けなことだな、相変わらず」
さやかと鉄也も言った。
「どうするんだよ、そんなこと言っていいのかよ」
「それが貴様等にどう関係あるというのだ!」
「あらら、逆キレ」
「お決まりのパターンってやつだな」
レミーとキリーがそれに突っ込みを入れる。
「どのみち貴様等は全員ここで死ぬのだ!大人しく首を洗っておけ!」
「そうかい、何か決まりきった台詞だな!」
「マンネリこそが我等が王道!」
「そんなことに携わる程我々はオーソドックスではないのだ!」
「そうかい、じゃあこれまで通り捻り潰してやるぜ!」
「行くぞ兜甲児!」
「今日こそは決着をつけてくれる!」
暗黒大将軍の指示を待つまでもなく彼等は動いていた。そして前線で積極的に攻撃に出る。
「死ねい!」
ブードからミサイルが飛ぶ。それはマジンガーを正確に狙っていた。
だがそれはかわされてしまった。かわした甲児が叫ぶ。
「外れだぜ、下手糞!」
「おのれ!」
あしゅら男爵はそれを聞いて激昂した声をあげる。
「潜水艦で空のものを狙おうとするからよ!」
そんな彼にブロッケン伯爵が言う。
「何だと!」
「空には空だ!今わしが手本を見せてやろう!」
そして破壊光線を出す。だがそれもマジンガーにかわされてしまった。
「狙いが甘いんだよ!」
「何だと!」
ブロッケンも激昂した。
「わしを愚
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