第六十八話 集結!!七大将軍
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ドが言った。
「オーラバトラーの中でも特にな」
「それで少し困る時があるのだけれど」
「何、それでもやり方があるんだよ」
「やり方?」
「姫さんはそれなりに剣もできるようになったしな。思いきって前に出なよ」
「けれどそれじゃあサポートが」
「それもやりようなんだよ。何もサポートってのは後ろからだけやるもんじゃないんだ」
トッドはさらに言う。
「派手に斬るのもそれさ。わかったな」
「それじゃあ」
「頑張りなよ、要は度胸ってこそさ」
「ええ」
こうして三人も前に出た。そしてガラリアもそこにはいた。
「ガラリア」
「私も何かと影が薄いのでな」
彼女は笑いながらショウにこう声をかけてきた。
「たまには活躍の場を見せておかないとな。忘れられてします」
「ガラリアも普通に強いと思うけれど」
「ただ強いだけでは駄目なのだよ」
チャムに対して言った。
「生半可な腕ではな。かえって怪我をする」
「そうなのかなあ」
「そうだ。だからこそここでそうではないことも見せる」
オーラソードに炎を宿らせる。
「来い、思う存分相手をしてやろう」
そう言って目の前の戦闘獣達に向かう。早速数機を切り伏せた。
「うわあ、やっぱり凄いねえ」
それを見たチャムが感嘆の言葉を口にする。
「やっぱりドレイク軍でバーンと争っていただけはあるよね」
「バーンか」
その名を聞いたショウは少し複雑な顔をさせた。
「あいつも。今はどうしているかな」
「どうせヨーロッパで御前さんを倒すことばかり考えているさ」
トッドがここでこう言ってきた。
「俺をか」
「あの旦那は一つのこと以外考えられねえからな。自分では気付いていないみたいだが」
「あれで気付かないの」
「自分は案外自分のことはわからないものさ」
ショウはチャムにこう述べた。
「特に生真面目な人間はな」
「俺みたいに少し不真面目さを持たないとな」
「トッドは単に軽いだけでしょ」
「へっ、いつも通り言ってくれるね」
「どうせ口が悪いですよ〜〜〜〜だ」
「それはそうとまた敵がこっちまで来ているぞ」
「おっと」
「いけない」
トッドとチャムはショウの言葉で言い合いを止めた。
「全く、次から次へとまあ」
「全然数が減らないね」
「いや、減ってはいるさ」
ショウは前を見据えて言う。
「ただもっと減らす必要がある。それだけさ」
「それじゃあ行くか」
「よし」
ショウのビルバインとトッドのダンバインは動きを合わせた。二機のオーラバトラーは同時に空を駆った。
「ショウ、遅れるんじゃねえぜ!」
「わかってる!」
彼等は左右に一旦散りそこから敵の小隊に突進する。当然ながらその手にはオーラソードが握られている。
「はあああああっ!」
「やるぜ!」
二つの影が敵を
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