暁 〜小説投稿サイト〜
スーパーロボット大戦パーフェクト 第二次篇
第六十七話 ジャブロー攻防戦
[14/16]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
対して言った。
「ATフィールドってのはねえ、ただ身を守るだけじゃないのよ」
アスカは得意なまま言う。
「こうした使い方ってのもあるのよ。覚えておきなさい」
「けれどもう弾薬はありませんよ」
「わかってるわよ」
それでも冷静なルリに辟易しながら言葉を返す。
「何かルリって綾波に似てて。苦手なのよね」
「そういえば似てるね」
シンジもそれに頷く。
「でしょ。甲児もそう思わない?」
「まあそういえばそうだな」
甲児もそれに頷いた。
「どういうわけかわかんねえけど」
「それでアスカ」
「何よ」
「基地には早く来てね」
「わかってるわよ」
「それじゃあ俺も真面目に戦いに戻るか」
「ってあんたは早くそっちの将軍倒しなさいよ」
「おいおい、おめえが話し掛けてきたんだろ」
「そんなことはどうでもいいのよ」
シュバルツのそれに似た台詞で話を誤魔化した。そしてシンジ達に遅れてジャブローの基地に入るのであった。
「ムウ」
暗黒大将軍は鉄也との一騎撃ちの中でも戦局を見据えていた。ロンド=ベルの面々がジャブローの基地に入っていくのを見て彼は戦局が変わったのを察していた。
「今はこれが潮時か」
そして呟く。それが判断に移ったのはすぐであった。
「全軍一時撤退だ」
彼は判断を下した。
「撤退ですか」
「そうだ。今こちらに向かっている他の七大将軍の部隊と合流して戦力を再編成する」
彼はアンゴラスの言葉に答えた。
「よいな。それからまたここに戻る」
「はい」
「今は退く。よいな」
「わかりました。それでは」
「全軍撤退!」
ドレイドウやバータラーもそれに頷いた。こうして彼等は潮が引くようにして戦場から身を引いたのであった。
「行ったみてえだな」
「ああ、だがすぐに来るな」
鉄也は甲児に対してこう言った。
「今度はさっきよりずっと強大な戦力でな」
「ずっとかよ」
「ああ。敵も必死だ」
そしてこう述べた。
「七大将軍が全員来るかも知れない。激しい戦いになるだろう」
「ヘッ、それならこっちも歓迎してやるぜ」
甲児の戦意は衰えてはいなかった。
「基地に入ることもできたしな。返り討ちにしてやるぜ」
「そうだ、その意気でいいんだ」
そこに大介がやって来た。既にマリンスペイザーと分離してグレンダイザーに戻っていた。
「大介さん」
「ここに僕達がいる限り彼等の好きにんさせるわけにはいかない」
「そうですね」
その言葉に鉄也が強い声で頷く。
「ここで彼等を退けるんだ。負けることは許されないぞ」
「はい」
三機のマジンガーは夕陽の中で並んで立っていた。そして次の戦いに思いを馳せるのであった。
戦いは終わりロンド=ベルは基地に集結した。そしてそこで守りを固めに入った。
そして主だった者達は基地の
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2025 肥前のポチ