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スーパーロボット大戦パーフェクト 第二次篇
第六十六話 死闘!キリマンジャロ
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婚約されたそうだ」
「嘘」
 これには流石に皆驚いた。
「あの軍曹と」
「あれで結構女性にも優しいんだ、これが」
「ううむ」
「また意外なカップリング」
「で、皆俺とリンダちゃんの仲は突っ込まないのか?」
「当たり前過ぎてなあ」
 ジュドーが応える。
「何か突っ込めないんだよ、ケーンさんのは」
「ちぇっ、最近何か影が薄いなあ、俺」
「そのうち主役じゃなくなったりしてな」
「おいタップ、言っていいことと悪いことがあるぞ」
「けど最近俺達の出番が減っているのも事実」
「ぐっ」
 ライトの言葉に顔を強張らせる。
「ここいらで大きな見せ場がないとやばいぞ」
「脇役に降格かよ」
「何か深刻な話になってきたな」
 真吾がここで言う。
「恋を達成しようとする熱い話題から出番の話ね。生臭いわね」
「そういう時は俺達が爽やかに話を戻すのが大人の流儀ってやつだな」
 今度はグッドサンダーチームが出て来た。
「そういえば最近ドクーガも大人しいですよね」
 ファが彼等に声をかけてきた。
「前まで何かと出て来たのに」
「案外破産してたりして」
 レミーがそれに応えた。
「今までの負けが響いてね」
「そういえばあの三人って実業家でしたね」
 麗がそれに応じる。
「確かフライドチキンに製薬会社に化粧品会社で」
「結構成功しているらしいのよ、これが」
「嘘みたい」
「あれで」
「ああ見えても経営センスはあるらしいんだ、これが」
 キリーが仲間達に対して述べる。
「俺なんかホットドッグ屋やっても売れそうにないのにな」
「しかもケルナグールの奥さんはかなりの美人らしい」
「何か何も信じられなくなってきたな、おい」
 ケーンが言う。
「世の中ってのは怖いところだ」
「といっても鍋島の猫よりはましだろ」
 だがそこでキリーがタイミングよく言葉を入れる。
「怪談に比べれば」
「怪談に猫がおんねん・・・・・・プッ」
「だから強引な駄洒落は止めろって」
「あれ、今回は結構面白いですよ」
 何だかんだで和気藹々としていた。こうして英気を養っていたのであった。
 ロンド=ベルは修復を終えるとジャブローに向かって出撃した。今度もまた激しい戦いの中にその身を投じるのであった。


第六十六話  完

                                   
                                      2006・1・8


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