第二十話 戦いが終わってその十
[1/2]
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
「ヲタクもいいけれどすっきりとしたヲタクになれよ」
「そうだな、ヲタクも明るく健康的に」
「かつ爽やかにね」
ゴセイブルーとゴセイレッドもそれを言う。
「そうすれば気持ち悪くなくなるんだよ」
「そういうこと」
「いいじゃないか、人の趣味は」
トードはバツが悪そうに彼等の言葉に返す。
「それに僕神様だしさ。あとさ」
「後?」
「俺達にか」
「何なのよ」
「君達追加で来る戦士はいないの?」
彼がゴセイジャー達に問うのはこのことだった。
「見ないけれどさ。いないの?」
「まだちょっといないんだよ」
「近いうちに来ると思うけれど」
ゴセイレッドとゴセイピンクが真面目に答える。
「来て欲しいんだけれどね」
「中々そのタイミングが来なくて」
「ふうん、そうなんだ」
トードはここまで聞いて腕を組んで述べた。
「それじゃあそれでいいよ。頭を切り替えて闘おうか」
「ああ、わかっている」
「それはね」
ゴセイブラックとゴセイイエローが応える。
「行くぞ、俺達の最後の技」
「それでね」
「よし、皆」
ゴセイブルーが四人に声をかける。
「いいな、今からだ」
「うん、最後にしよう!」
「これでね!」
仲間達が彼に合わせてであった。そのうえでだ。
「ウルトラハイパーヘッダーストライク!!」
「これなら!」
全てのヘッダーを放ってだった。それでトードを撃つのであった。
戦いは今終わった。勝ったのは戦隊側だった。
「よし、やった!」
「これで勝ったぞ!」
皆それを見て歓声をあげる。
「皆勝ったんだ!」
「やったぞ!」
「見事だ」
戦士達にだ。今パルジファルも声をかける。
「今ここに戦いは終わった」
「ああ、遂に」
「長い戦いだったけれど」
「遊ぶ方がずっと多かった気もするけれど」
実際そうだったからかなり呆れることではある。
「しかしこれで終わり」
「後はパーティーだ」
「しかしそれはそうとだ」
パルジファルはここでだ。敗れた敵の方を見る。既に巨大化していた面々も人間の大きさにそれぞれなっている。その彼等に対して問うのであった。
「御前達だが」
「負けたなあ」
「聖杯はなしね」
「それはない」
こうヤバイバとツエツエにも述べることは述べた。だがここでさらに言うのだった。
「しかしだ」
「しかし?」
「何かあるの?」
「会いたい者達がいるのだ」
話が変わってきていた。そうした相手がいるのだという。
「御前達とな」
「あちき達というと」
「誰だ?」
薄皮太夫も十蔵もそれを聞いても誰なのかわかりかねた。
「今ここには殆どの組織が集まっているでありんす」
「それでまだいるのか」
「組織は幾らでもある」
しかしパルジファルは
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ