第二十話 戦いが終わってその七
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「けれど、その力の使い方なら」
「少なくともだ」
ここでダゴンが言うのだった。
「俺は貴様等に負けるつもりはない」
「いや、絶対に勝つわ!」
「そうよ!」
だがここでマジピンクとマジブルーが叫んだ。
「あんたが例え神様でも」
「それでも。私達は」
「そうだ、その通りだ」
マジグリーンの言葉は立ち上がるものだった。
「俺達は負けるわけにはいかないんだ!」
「最後の攻撃だ!」
「ああ、そうだな!」
マジレッドはマジイエローの言葉に頷いた。
「それで決めるぞ」
「俺達の全てを賭けて!」
「面白い、そうでなくてはな」
ダゴンも彼等の言葉を受けて言う。
「こちらとしても面白くはない。来るがいい」
「その言葉忘れるな!」
「それならだ!」
今八人のマジレンジャーの力が一つになった。そして。
ウルザードとマジマザーがだ。ここで我が子達に告げる。
「最後の技だ」
「皆、心と力を合わせて!」
「ええ!」
「家族全ての力を!」
「今ここに!」
そしてだった。矛を持つダゴンに浴びせた技はだ。
「スクリューカリバー=ファイヤースマッシュ!!」
そして。それだけではなかった。
炎の球を連射してからだ。さらに突進してであった。
「メテオ斬り!」
「いけえええーーーーーーーーーーーーーーーっ!!」
一気に上から振り下ろす。それで勝敗を決したのだった。ダゴンといえどもこの攻撃を防ぎきれるものではなかった。受けようとしたその矛を断たれそうして吹き飛ばされたのだ。
ボウケンジャー達の相手はゴーゴンだった。ボウケンピンクが冷静な声でボウケンレッドに対して言っていた。これはいつも通りである。
「チーフ、相手の蛇の攻撃ですが」
「ああ」
「確かに激しいです」
ボウケンピンクもそれは認めた。しかしである。
「ですがやはり生物です」
「機械ではない」
「そこに問題があります」
こう指摘するのだった。
「ですからここはです」
「まずは蛇達を倒すか」
「生物は倒されればそれで終わりです」
ここまで指摘するのだった。
「ですからここは」
「そうだな。よし、皆」
ボウケンレッドは他の四人にも告げた。
「まずは蛇達を砲撃で退けるか」
「いや、待て」
「それよりもですよ」
だがここでボウケンシルバーとボウケンブルーが言ってきた。
「もう本体との決着をつけないか?」
「ここは」
「ゴーゴンとのですか」
それを聞いてだ。ボウケンピンクは考える声を出した。マスクの裏では考える顔になっている。
「そうだな、もうどうせならな」
「それでやっちゃおうよ」
今度はボウケンブラックとボウケンイエローだった。
「そうすれば一気に終わる」
「だから。それでどう?」
「
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