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スーパーロボット大戦パーフェクト 第二次篇
第六十四話 キリマンジャロ航空戦
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             第六十四話 キリマンジャロ航空戦
 何とかダカールを守りきり、イルイという少女を保護したロンド=ベルはデビルガンダムを倒す為にキリマンジャロに向かっていた。七隻の戦艦はマクロスを中心として陣を組み空からキリマンジャロに向かっていた。
 その途中ドモンは黙ったままであった。ただ腕を組み窓から見える空を眺めているだけであった。
「おい、どうしたんだよ」 
 そんな彼に豹馬が声をかけてきた。
「黙りこくってよ。汗でもかきに行かねえか?」
「いや、今はいい」
 だがドモンはそれを断った。
「今は。一人にしておいてくれ」
「おい、どうしたんだよ」
「豹馬」
 ここで彼に健一が声をかけてきた。そして言った。
「今は。一人にしてやれ」
「健一」
「汗をかくなら俺が付き合う。それでいいな」
「あ、ああ」
 健一に言われては頷くしかなかった。豹馬は彼に従いドモンの側から離れた。そして一人になったドモンはそのまま思索に耽るのであった。
「何ていうか嫌な話よね」 
 アスカはゴラオンの休憩室で紅茶を飲みながら不満そうに声を出した。
「あんなのと戦わなくちゃいけないなんて。ああ嫌だ嫌だ」
「何でそんなに嫌がるのよ」
 あまりにも不平不満を露わにする彼女にキーンが尋ねてきた。
「前にも戦ってるんでしょう?勝手がわかってるからいいじゃない」
「そういう問題じゃないのよ」
 だがアスカはここで言い返した。
「キーンさんはあれを見て何も思わないの?」
「あれって?」
「マスターアジアよ。素手で使徒をやっつけるのよ。あたし最初にそれ見た時腰が抜けるかと思ったわ」
「ああ、あれね」
 それにジュンが頷く。
「あれは確かにね。びっくりしたわ」
「ジュンさんもそう思うでしょう!?あんなの普通じゃないわよ」
「普通じゃなくても戦いだからね」
 激昂気味のアスカに対してジュンはいつもの様にクールな調子であった。
「どんなのが出ても驚いたらよくないと思うわ」
「うっ」
「私達は今まで宇宙怪獣を相手にしてきたんだし。それにBF団はあんなのがゴロゴロいたじゃない」
「ああ、思い出したくない」
 どうやらアスカはBF団も嫌いなようであった。思いきり嫌そうな声を出した。
「あんな指をパッチンしただけで何でも真っ二つにしたり妖術だか忍術だかわかんないの使う連中なんかもう見たくもないわ」
「よっぽど嫌なのね」
「ええ」
 これには大きく頷いた。
「常識外れなのは嫌いなのよ。何であんなのが普通にいるのよ」
「まあ世の中何がいてもおかしくないしな」
 ニーが言った。
「それは君も今までの戦いでわかっているんじゃないのか?本当は」
「それはそうだけれど」
 それに関して否定はしなかった。
「けど。嫌
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