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ハイスクールD×D〜赤龍帝の幼馴染は転生者〜
第一話
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なっちゃってるよ俺? そこまでしなくてもいいから普通に勉強を教えてくれるだけでも・・・・』

『何でもするって言ったろ。それに学問に王道は無い! さっそくお前ん家に泊まり込みで勉強会だ。おばさんもおじさんも快諾してくれそうだし何も問題はないな』

『うわあああああッ! 誰か、誰か助けてぇぇぇぇ!』


―――――という事があったからだ。


そんな訳で現在。

「相変わらずおいしいっすねおばさん」

俺は兵藤家のリビングにて朝食をごちそうになっていた。

久々におばさんの味噌汁を飲んだが、相変わらずおいしい。

ちなみにここにいるのは俺、イッセー、おじさん、おばさんの計四人だ。

二人には昨日事情を話したのだが予想通り快諾してくれた上に食事まで作ってくれる事になった。

適当にコンビニ弁当で済まそうと思っていたからありがたい。

「あら、おだてても何も出ないわよロウ君」

「お世辞じゃないですよ。それにしてもわざわざ俺の分まで作ってくれるなんてすみません」

「別にいいのよ。昔は家事が出来るようになるまで一緒に食べてたし、イッセーの勉強も見てくれているしね」

俺の両親は仕事柄ほとんど家にいない。

前世でもそうだったので特に気にはならなかったが、自炊が可能な年齢になるまではこの家にお世話になっていた。

本当に俺って世話になりっぱなしだな。

「それにしてもイッセーが駒王学園にか・・・・正直どうなんだい?」

「それは―――――」

おじさんに聞かれちらりと横を見る。

そこには死んだ魚の如き目をしたイッセーが黙々と飯を食っていた。

ふむ、アレ(・・)が予想以上に聞いたらしい。

試しにイッセーの目の前にエロ本を置いてみる。

だがしかし、小学校の頃から性欲の権化とまで言われたイッセーが何の反応も示さない。

「だ、大丈夫なのかい? イッセーがエロ本を前に何も言わないなんて・・・・」

心配そうな顔でおじさんとおばさんが俺を見てくる。

「問題ないっすよ。 これを使っただけですから」

と、俺は《サルでも分かる催眠術》と書かれた本を取り出した。

「さっきこいつに催眠術使ったら面白いくらい効いたんです。
今なら勉強した事が簡単に頭に入る筈だから基本的な事は全部この夏休み中に覚えさせられます」

俺がそう言うと二人は安心したような表情を浮かべる。

「そうか。それなら安心だね」

「そうね。今まで勉強しなかったツケが来ただけだし、しっかりとお願いね」

それを聞いて少々顔が引きつるのと同時に何だか申し訳ない感じになってしまった。

「・・・・すみません。あの時、俺がイッセーを巻き込んでなかったら」

「いや、あれは
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