TURN54 ハワイの酋長その一
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彼の氏名と階級をここで口にした。
「貴官に本国への帰還要請が出ているそうだな」
「ゲイツランド防衛艦隊の司令官に任命されました」
「では間も無くこの国を後にするか」
「申し訳ありませんが」
参謀格である軍事顧問がいなくなる、中帝国が反攻作戦を執れない理由はここにもあった。
「戦局が好転すれば戻ってきますので」
「ではその時にだな」
「はい、反攻作戦に移りましょう」
「わかった。それではな」
皇帝も不機嫌であるがそれでも頷いた。そして今度は中国兄妹に対してこう命じたのだった。
「では今はだ」
「軍を整えるあるな」
「その時に備えて」
「何時でもそれに移れる様にしてくれ」
こう命じたのである。
「そうする様にしてくれ」
「わかったある。それでは」
「今は機を伺うある」
こうして中帝国は反攻作戦に移らず今は待つことにした。皇帝はキャヌホークの送別の宴も開き彼を送った。中国兄妹はその宴の後でキャヌホークにこう話した。
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