暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン 守り抜く双・大剣士
第59話 =新たな冒険=
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着地する。その瞬間目の前に【Welcome to ALfheim Online!】という文字とともに『アルブヘイム・オンラインへようこそ』という女性の声が聞こえてきた。
その声に従いアカウント、キャラクターの作成が始められた。まずは新規ID、パスワードの登録をサクサクっと打ち込み次へ。
どうやらパッケージ購入型だった為1ヶ月は無料らしいのだが…。

「…金、取るんだな……」

SAOは払う方法も無かったし事件化してたから恐らく無料だったしオンラインゲームはほぼ手をつけてないので全部無料かと思っていたら現実は厳しいらしい。助け出したらやめようかな…。

「……性別と名前、か」

今は、性別とキャラクター名が求められた。性別は女になるつもりは無いので男を選択したが名前はどうしようか…。リクヤでもいいけど本名だし適当は嫌だしかといってゲームキャラの名前も容姿がランダムならやりたくない。

「……いいや、もう」

どうせ満足にプレイすることはないだろう…ということで《Rikuya》と打ち込みOKを押す。

『それでは、種族を決めましょう。10の種族から1つ、選択してください』

その言葉と同時に各種族のモデルが出てくる。火の妖精サラマンダー、風の妖精シルフや水の妖精ウンディーネ、土の妖精ノーム、猫の妖精ケットシーと、聞いたことのある名前や鍛冶の妖精レプラコーンや影の妖精スプリガン、音楽の妖精プーカ、闇の妖精インプなどあまり聞きなれないものまであった。

「……へぇ、ヴォルトまであるのか…!」

一番最後にゲームでは雷の大精霊という設定で存在するものが雷の妖精として出てきた。ヘルプを見るとどうやらアップデート4.5が行われたときに新たに追加された種族らしい。

「…雷が得意…か…」

雷で思い出すのはテイルズの最高レベルの術『インディグネイション』となるのは仕方の無いことだと思う。もしかしたら使えるかも…という馬鹿な期待を抱きながら俺はヴォルトを選択、OKを迷わず押した。


『全ての初期設定、完了いたしました。幸運を祈ります』

「よし!」

人口音声の見送りの言葉の直後光の渦に包まれた。その後の説明でどうやらホームタウンからゲームスタート、新たな冒険が始まるらしい。不自然にワープ、ではなく床の感覚がなくなったところからどうやら自分のホームタウンの上空から落下していくらしい。そしてヴォルトのホームタウンは船の上らしく周りには海が広がっている。

「…うはぁ…!」

2ヶ月前まで感じていた仮想世界での感覚が全て甦っていくことに興奮しているうちにその船で一番大きな建物にどんどん近づいていく。

…その時だった。

「ぅおっ!?」

突然、落下が止まり俺の周りがフリーズしたのだ。あちこち
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