第3章 白き浮遊島(うきしま)
第25話 余計な決闘立会人
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ますし。……いや、香香背男は金星の事だと言う説も有ったか。でも、それじゃあ、ルシファーと一緒になって仕舞いますけど。
まぁ、どちらにしても、オスマンのお爺ちゃんが言っていた何かが起きつつ有る、と言う言葉が、この伝説の使い魔と言う部分に掛かって来るのでしょうか。
【ルイズのアルビオン行きの目的が判っただけでも良いとしますか】
そう、ダンダリオンに【念話】で答えて置く俺。
もっとも、ラグナロクに関しては、情報不足の為に少し保留です。ただ、あれは選ばれた民が生き残る系の、ヘブライのハルマゲドンと同じような内容の伝承になったはずです。
つまり、ラグナロクを起こそうとして、伝説の使い魔や伝説の魔法使いを復活させた存在が居る可能性も有ると言う事なのですが……。
ただ、それでも、才人やルイズがそんな危険な選民思想に傾くとも思えないですし、今のトコロ問題はないでしょう。
尚、それで、どうやらルイズ達一行の目的と言うのが、アルビオンの皇太子に宛てた手紙の回収任務らしいのですが。
確かに、それがラブレターの類なら、後に多少の問題に成る可能性は有りますけど、どんなもんですかね。わざわざ、ルイズ達を送り込んで回収する必要が有るほどの物とも、俺には思えないのですが。
その理由は、そんな書簡が後に出て来たトコロで、無視したら済むだけの事だと思いますから。アンリエッタ王女に多少のスキャンダルが有るとしても、そんな物は無視する事で問題は無くなると思いますよ、俺は。
王家の人間と結婚する人間が、そんな細かい事に表面上頓着するとも思えないですし、確か魔法人形などでその人間を完全に真似る事が出来る以上、そんな書簡が後に出て来たとしても、反体制派のネガティブ・キャンペーンだと簡単に切って捨てる事が可能だと思うのですが。
……とするなら、このルイズ達の任務の本当の目的は、その手紙の回収を表の理由にして、ルイズの手の中に有る密書とやらを運ぶ事の方が主な任務と言う事ですか。
おそらくは、内戦状態のアルビオンから、そのアンリエッタ王女と恋仲の皇太子の亡命を進めると言う程度の任務に成るのでしょう。
それに、普通に王家の人間なら、その誘いには乗るはずです。
捲土重来を期す為には、生き残っている事が大前提です。それに、戦には勝敗は付き物。そして、当然のように百戦百勝の将軍などは存在していません。仮に、ここで敗れたとしても、生き残って居さえすれば負けを取り返す事も出来ますから。
【そうしたら、ダンダリオンはそのままワルド子爵の監視をお願いする】
何か、悪趣味な依頼をしているみたいですけど、これは仕方がないですか。実際、ワルド子爵に多少の疑惑が残っているのは確かなのですから。
ダンダリオンから了承を示
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