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インフィニット・ストラトス〜IS学園に技術者を放り込んでみた〜
本編
第02話「計画は精密に慎重に」
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女の能力が凄いのか…。何にせよ、今度システムを組み直そうかしら…)」
無駄と知りつつも、そう思案するのであった。
因みに正解は両方である。
白衣の男
「それで、こんな晩くにわざわざそれだけを言いに来たのか?」
ふと、白衣の男が疑問に思ったことを口にする。
すでに消灯時間は過ぎており、通常であれば自室にいなければならないのだが、彼女はこうしてここにいる。
まぁ、それは彼らにもいえる話しだが…。
助手(仮)
「…いいえ、明日の昼まであなた達を止めるよう織斑先生から依頼が来たので、あなた達をこの部屋から出させないためにここへ来たのよ」
消灯時間が過ぎても自由に行動を許されたのは織斑教諭のせいらしい。
白衣の男
「なるほどね…その様子からみてこの部屋唯一の扉は外側から施錠済みってところか」
部下A
「あ、本当です。開きません」
ためしに部下Aが扉を開けようとするが、彼女が入って来るまで普通に開いた扉が開かなくなっていた。
助手(仮)
「そういうことなので、今日はもう――」
部下C
「これってやっぱ手作り?」
部下B
「でしょう。市販のだったら他のメンバーに開けてもらえれば済む話しになるわ」
白衣の男
「フム、仕掛けたのはICキーを入力した上での生体認証型…それもを声紋暗証とみた」
部下B
「仕掛けた後に何の操作も無しに扉を閉めると
特定のコード
(
声紋暗証
)
以外受け付けないタイプね」
部下A
「ああ、それなら簡単に開けることはできないですね」
部下C
「となると声紋は織斑先生のかな」
白衣の男
「ICカードもな」
助手(仮)
「…人の話は最後まで聞きなさい」
閉じ込められたというのに何というマイペースなのだろうか。
今ではどうやってここから抜け出すかを思案しており、話している内容のほとんど合っているが非常に腹立たしい。
睡眠時間を削ってまで作り上げた自信作だというのに…。
助手(仮)
「…ああ、言い忘れてたわ。体育館に設置されてた機械ですが、取り外させて頂きました」
白衣&部下A〜C
「「「「なんだとっ!!??」」」」
思わずため息を吐いてしまう助手であったが、ふと思い出したかのようにそう呟と、扉の解錠の方法を語り合っていた全員が反応し、助手と呼ばれている少女に視線を向ける。
するとそこには、この数日間で仕掛けだ装置の1つ(だったもの)が彼女の手元にあった。
白衣の男
「クッ…、流石だな助手」
だが、まだ大丈夫。見つかって解体されたのは一ヶ所だけ。
そう思っていた彼らだったが…
助手(仮)
「あと周辺をくまなく探たらこんなものもでてきたので、遠慮なく外させてもらいました」
白衣&A〜C
「「「「……へ?」」」」
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