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俺の妹がこんなに可愛いわけがない〜とある兄と弟の日常〜
第三話『俺の弟と妹がアキバに来るわけがない! 中編』
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ある喫茶店を目指していた。


「ここか、カフェプリティーガーデン」








 ◇◇◇◇◇









「お帰りなさいませ!主人様!」


 な、なんだここは!?入ってすぐにメイドさんがお出迎え!?もしかしてこれが噂のメイド喫茶ってやつなのか?てかここに俺一人で居なきゃいけねーのかよ!!


「ご主人様、お一人ですか?」

「あ、はい」

「それでは、こちらへどうぞ。お席にご案内します♪」


 メイドさんの後についていき空いている席に案内される。
その間に店内を見渡した感想は、思っていたより普通だ。アンティーク調で雰囲気は悪くない。


「こちらメニューになります♪」

「あ、ども」


 メイドさんに渡されたメニューに目を通して思ったことは前の発言を全速力で前言撤回したい。何だよっ!この訳のわからない名前のメニューは!!


「ご注文は、お決まりですか?」

「あ、じゃあ、この『いもうとの手作りカレー』をお願いします」

「は〜い、かしこまりました。呼び方のオーダーとかありますか?」

「なんすか、それ?」

「私どもがご主人様のことをどう呼ぶのかを決めていただくものです。『ご主人様』『旦那様』『〜くん』『〜ちゃん』など各種取り揃えております」

「え〜と……なんでもいいです…」

「それじゃあ、お兄ちゃんって呼ぶね♪お兄ちゃん♪」


 正直どうでもいいが、なんでよりにもよってその呼び方なんだ。しかもこのメイド、明らかに俺より年上だろ。


「永遠の17歳ですが……なにか?」

「いえ何もっ!?」


 このメイド、なんで俺の思ったことが分かったんだ!?


『お帰りなさいませ、お嬢様』


 お、どうやら来たみたいだな。さてさて、どんな娘達がいるのかなっと……ふむふむ、地味めな垢抜けない娘達ばかりだな。約一名すごい格好(コスプレ)の娘もいるけど、てか、桐乃のやつちゃんと来てんのか?









 Side 高坂雄夜









「………はぁ〜」


 溜息を吐くオフ会が始まって、早数十分。会が進むにつれてそれぞれ気の合う娘たちで話に花が咲いていた。クリスもその輪の中にすぐにとけ込み俺をほったらかしにしている。

しかし、まさか桐乃と京介がいるとは思わなかった。まあ、桐乃が俺だと気が付いていないみたいだから大丈夫だとは思うけど…油断は禁物だな。

だが、妹の様子が気にならない兄はいない。特にすることもないので俺は、桐乃を見る。最初こそ他の娘たちが話しかけてきてくれていたのだが今はぼっちとなっている。


「たく、仕方ね
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