スーパーロボット大戦OGs
0086話
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俺が口を挟むと、オウカはキッとこちらを睨みつける。
「アクセル大尉、私はあなたに私の名前を口にする事を許した覚えはありません!」
「オ、オウカ……」
……記憶を弄られているのはこれで決まりか。さて、今回の尋問がそれを解決するきっかけになってくれればいいんだが。
「ようは、アギラ・セトメが俺達の技術を盗もうとしてスパイを送り込んでるって事だ」
オウカの癇癪には付き合わず、用件のみを告げる。どうやら俺に対する敵意を植え付けられているようだし、何を言っても無駄だろう。
「……は?」
オウカは俺の言葉が余程予想外だったのか、一瞬惚けるがすぐにその顔を怒りで真っ赤に染める。青い顔をしているクエルボとは正反対だ。
「ば、馬鹿な事を言わないで下さい! 母様がそんな事をする理由は無いじゃないですか!」
「理由は至極単純。自分の知らない技術を俺達が持ってるから。ただそれだけだ。……違うか? クエルボ博士」
「……いや、僕は知らない」
だろうな。今の状況ではそう言うしかないだろう。
ヴィンデルの方を見ると、そちらでもやはり苦笑を浮かべていた。
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