暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
スーパーロボット大戦OGs
0086話
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侵入者が誰の手の者か予想しているのは知っているだろう? うむ、その方向で頼む」

 1分程で会話を終わらせ、こちらへと戻ってくる。この短い時間で相手にこちらの要求を呑ませるというのはさすがヴィンデルだな。

「20分程でこちらに向かわせるそうだ。2人が来てから尋問を行う事にする。レモンは自白剤の準備をしておいてくれ」
「はぁ、言い出したら聞かないわよね、2人共。しょうがないわね」

 溜息を吐き、司令室から出て行くレモン。ヴィンデルに言われた自白剤を取りに行ったのだろう。
 その後はムータ基地攻略に関してヴィンデルへと報告をしているうちに予定の時間となり、量産型Wが近づいてくる。

「オウカ・ナギサとクエルボ・セロが面会を求めています。約束はあるとの事ですが」
「ああ、構わない。ここに通してくれ」
「了解」

 作戦司令室に入ってきたのは、こちらの希望通りオウカとクエルボの2人だった。
 だが、不思議なのはオウカが俺の方を厳しい目付きで、まるで睨むかのように見ている事だ。アラビア半島での戦いで多少なりとも打ち解けた筈なんだが。
 なにも笑顔で話すような間柄になったとは言わない。それでも今みたいに睨まれるような覚えもない。
 これは……またアギラに記憶や感情を弄られたか?

「ようこそ、クエルボ博士。それとオウカ・ナギサ。私達シャドウミラーは君達の来訪を歓迎しよう」

 ヴィンデルの多少芝居がかった口調にオウカが何か言おうとするが、それを止めるかのようにクエルボが口を開く。

「僕と彼女に何か用でしょうか?」
「ああ。実は君達にちょっと聞いて貰いたい事と、見て貰いたい事があってな。私達がこのアースクレイドルへと身を寄せてからしばらく経つが、度々私達の管理地域にネズミが入り込んできて非常に困っている」
「ネズミ……?」

 オウカは不思議そうな顔をしているが、クエルボの方は恐らく何らかの心当たりがあったのだろう。その表情が強ばっている。

「そのネズミだが、今までは素早くて捕まえる事が出来なかったのだが、今回は珍しく捕まえる事が出来た。それで君達に心当たりがあるかどうか聞こうと思ったのだよ」
「ヴィンデル大佐、私にはあなたが何を言っているのかよく分かりません。ネズミ、とは実験動物が逃げ出したとかそういう事ですか?」

 本気で何も分かっていない様子のオウカだが、ネズミが捕らえられたと聞いたクエルボの顔からは血の気が引いている。
 このまま話を長引かせて、クエルボの胃にダメージを与えすぎて胃潰瘍になられても困る。この男はオウカと共にハガネに対する報酬の1つなのだから。

「ヴィンデル、こいつらに比喩的な言い回しをしても理解は出来んさ。クエルボの方はともかく、オウカは本気で分かっていない」


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